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ゾルダⅡ世・トン騎の結婚編92

 投稿者:ゾルダⅢ世  投稿日:2017年 4月25日(火)17時59分56秒
返信・引用
  ―赤髪海賊団アジト(伊達夫婦のマンション)屋上―

凰蓮&全裸くまもんコンビが、ジョジョ立ちで並んで“戦場”を見下ろしている・・・・

「やれやれ・・・・帰宅して宴会でもやって終了かと思ってたのに、この展開は意外だわよぉかま」
「ゲッボッハッガハァッゴブラッガハァッ!・・・ごほんごほんうげぇっ!!
 あの女に振り回されっぱなしだったけど、さすが兄貴!最後に嵐を呼びましたね!」
「・・・・それにしても変だわねぉかま」
「ゲッ・・・ボッハッ・・・・・・がはあっ!!・・・な、何がれすが?」

全裸くまモンが苦しそうに咳きこみながら喉を押さえ、やがて一筋の鮮血がツツツと首を伝う。

「ごらんなさい、言わんこっちゃないわよぉかま。そのうち命にかかわるわよぉかま」
「ゲボハッ・・ハハッ・・・げふんっ!兄貴に近づけるなら、命の1つや2つ・・
 それより、何が変なんですか?」
「あ、そうそう。何時ものダーリンなら、あんなザコなんか瞬殺でしょうに。
 てゆ~か、変身する素振りも無し・・・・どうしちゃったのかしらぉかま?」
「がぼべろばっ・・・がはっ・・・ごほんっ!
 やっぱり、あの女に毒されちゃってるんでしょうかね?このままじゃ拙いかな」
「だから、さっき言ったでしょうよぉかま。坊やの粗チンで骨抜きにしちゃいなさいって」
「げぼげぼはっはっ・・・ごぼはっ・・・
 さっきも言ったけど、僕の許容範囲はアンダー12とオーバー50!無理ですよ!」
「やれやれ・・・・・もう少し様子を見ましょうかしらぉかま
 ダーリンの事だから余計な心配だろうけど、もしもの時は助太刀するわよぉかま」
「びゃげぼっば・・・・ぐはああっ・・・・りょっ、了解っす」


―赤髪海賊団アジト(伊達夫婦のマンション)正面玄関前―

ショッカーのミミズ男やナメクジラのイメージで書いてたのに、ふと気がついたらロイヤルアースワームだのデモンスラッグだのと妙にカッコいい。
ミミズ男:https://s-media-cache-ak0.pinimg.com/236x/89/c5/8b/89c58b7014a9c6c07a8f92190bce74e5.jpg
ナメクジラ:https://s-media-cache-ak0.pinimg.com/236x/89/c5/8b/89c58b7014a9c6c07a8f92190bce74e5.jpg
見た目も、つい先刻まで如何にも昭和ヒーローの怪人みたいなもっさりしたデザインだったのに、今はシュッとスタイリッシュで妙にカッコいい。
声にしても、槐柳二とか沢りつおとか、昭和ライダー怪人を演じた声優さん達のイメージだったのに、いきなり若く凛々しくてカッコいい。
しかも、中の人が国民的アイドルグループのリーダー&そのグループの元メンバーであるイケメン実力派オートレーサーらしいのだ。
「適当に闘わせて、適当にぬっ殺しときゃいいや」と思いながら書いてたのに、そうも行かなくなってしまった。奴等にも相応の見せ場を与えねば。
伊達としては、迷惑も甚だしい。変身不能。2対1。ヌメヌメで打撃が効かないってだけでも厄介なのに、相手に【イケメン補正】まで加わっちゃった。

それにしても・・・

蚊・ミミズ・ナメクジ・キノコ・ウツボ・ゴキブリってメンツで、『中の人がリーダーだから』って理由でミミズがリーダーになっちゃった。
このメンツなら、見た目も凶暴性もウツボがダントツだろうに。それか『テラフォーマーズ』のリスペクトで、ゴキブリがリーダーかな?
こんな土を食っちゃウンコ垂れてるだけで、ビョ~ンて細っこくて、釣りの餌にされたり、モグラに食われてたり、たまに真夏のアスファルトで
干からびて死んでたりするようなチンケな生物をベースにした、1番弱そうな怪人がリーダー。変な話である。

「ア~~~~ス~~~~!!喰らえっ!!ロイヤル1000本ノックっ!!」
「ぬおおっ!?」

ジャイアンツファンのロイヤルアースワームが、キャップを被ってバットと大量のボールを取り出して、強烈なノックを矢継ぎ早にブチかましてきた!!
♪思い~~込んだら~~、試練の道を~~~~♪行くが~~~男の~~ド根~~~性~~~ ご丁寧に『巨人の星』のテーマまで流れ出す。

「もりもりっっ!!俺はハンドルソードだもりっ!!」
「うわっ!!!」

デモンスラッグが、何時の間にやら傍らに停まってたバイクのハンドルを引っこ抜いて一振りしたら、ビームの刃がボウっと出現!!殺る気満々で斬りかかった!!
動体視力と反射神経と贔屓補正が幸いして、伊達はW怪人の猛攻を紙一重で避ける!!・・・とは言っても、多少は喰らってしまった。
頬をボールが掠めて傷になったり、ギリッギリでビームの刃を避けたけど火傷しちゃったり、ちょっとシャレにならない事態に追い込まれてる。

「ア~~ス~~!!なかなかやるなっ!!こうなったら奥の手だっ!!」
「くっ・・・奥の手だとっ!?」
「ナメナメッ!?やばいナメッ!!」
「ア~~ス~~!!行くぞ!!ロイヤル超音波っ!!」

♪じゃ~~~ん ♪じゃんじゃかじゃんじゃん ♪すちゃらかちゃんちゃん・・・突如、何処からともなく『世〇に〇つ〇けの〇』のイントロが高らかに流れた。
隣のデモンスラッグが、何故か慌てて「大変だ~~!!リーダーが、アレを使うぞ~~~!!」と、仲間達に向かって呼びかけつつ耳栓を装着する。言われた仲間達は
戦いを中断して、慌てて耳栓を付けた。ロイヤルアースワームはイントロに合わせて身体をリズミカルに揺らしたりステップ踏んだりし、やがて高らかに唄いだした。

「♪はだやの店ザキに並ん~~~~~どぁ~~~~~~~♪いどんな鼻をみ~~でいだ~~~~~~~~~!!」
「何っ!?こ、これはっ!?」
「♪ビドゾレゾレ木の実わある~~~でど~~~♪どで~~もみんなギレン~~~~ザビ~~~~!!」
「ぐあああっ!!!なんて酷い歌声っ!!確かに超音波・・・いや、もはや破壊兵器っ!!」

そう!!ロイヤルアースワームの中の人は、歌手として何曲もリリースしてるにも拘らず音痴なのである!!悪の組織が、そこに目を付けないはずがない!!
声帯に特殊なカイゾーを施し、歌声が騒音となって相手にダメージを与える必殺の武器としたのだ!!名付けてロイヤル超音波!!
伊達は言うまでもなく、遥も豚騎もギャレンも耳を押さえて悶絶!!ピシピシピシッと音を立てて、サーモスキート特製朝ごはんの皿が割れ、マヨネーズにまでヒビが走る!!

「♪青~~~海~~~に人妻だ~の婆ぁ~~~♪ニ~ト~リニ~ト~リ~ちGAW胤~~をモツ~~~」
「ぬああああああっ!!!!」
「いやあああああっ!!!」
「ぶひひいいいいいいっ!!!」
「ぐおおっ!!やめろおおおおおっ!!!!」
「♪灘波~~ワンに~~~なだなぐでもび~~び~~♪モトモト特別ナぼんび~~~バ~~~ん~~~~」
「止めろう~~~~~っ!!!!」

耳を塞いで絶叫する、赤髪海賊団!!怪人達も怪人達で、耳栓を付けても多少のダメージを喰らってしまうらしくて、一緒に耳を塞いで悶絶する!!


―唐突に夢ネタ(軽~く脚色)―

何故か知らぬが、現在地を函館と認識していた。実際、坂道が多くて函館っぽい街だ。目の前に、市場のように見える古ぼけた鉄筋の建物が建っている。
中へ入ると、やっぱり市場だった。そこかしこに発泡スチロールの箱が積み重なり、フォークリフトや丸い運搬車が無造作に停められている。
ちなみに薄暗くて無人だ。そんな場所をブラブラしてたら・・・突然ガリガリガリと鉄パイプの先端が地面を擦る音がしたんで、とっても嫌な予感。
やがて前方の暗闇からヌッと現れたのは、ほれ見た事か浅倉威!!

「くはぁ~・・・・俺と遊んでくれる奴は誰だぁ~?」

ってな事を呟きながらカードデッキを取り出し、スゥ~っとお馴染みのポーズしながら「変身」と叫び、仮面ライダー王蛇に変身した!!
同時に、俺が歩いてきた方角から「俺が相手だ!!」と勇ましい声がして、振り返ったら神啓介がブーツの踵をコツコツ鳴らして歩いてくる。
立ち止まり、キッと鋭い視線で王蛇を睨みつけながら変身ポーズ!!王蛇は、ふてぶてしい態度で「ククク」と不気味に笑ってる。

「セッタァ――――――――――ップッ!!!!」

レッドアイザーとパーフェクターを装着し、仮面ライダーXに変身完了!!一定の距離で暫し睨み合ってから、激突開始!!
ライドルとベノサーベルで鍔競り合いしたり、殴ったり蹴ったり、技を繰り出し合ったり・・・・・やがて勝利したのは王蛇だった!!
成り行きを見物してた俺は、iPadを取り出して適当に検索してみる。どうやら日本各地で仮面ライダー同士が1対1でバトルして、
誰が最後の1人になるのか競う。そんなイベントが開催されちゃってるらしくて、御叮嚀に公式HPまであるのだ。
参加ライダーの一覧があり、負けたXは画像がモノクロになってる。てゆ~か、俺の目前で大の字でブッ倒れてゼェゼェ言ってる。
で・・・・・イベントのカギを握るヒロインがいて、そのヒロインてのが第235話でチラと触れた、元グラビアアイドルの滝沢乃南なのであった。
ちなみに最近『AVに転向して復帰するらしい』って噂話がチラホラしていて、俺はとても楽しみにしている。神様どうか実現させてください。
それは置いといて、とりあえず「彼女を探してみよう」と決めた俺は、薄暗くて血生臭い市場を後にして街へと飛び出したのであった。

割と簡単に見つかった。

街を見下ろす高台の原っぱに、彼女はいた。しかもビキニ姿だった。公称98cm・Iカップの乳を「たゆんたゆん」あるいは「ぽよんぽよん」させ、
長い髪をなびかせて崖から街を見下ろしてた彼女は、俺に気がついて振り返ると「カモォ~~~ン」と言いたげな笑みで流し目を送って来るではないか。
ちなみに辺りは無人で、原っぱに2人きりである。しかも今までのパターンだと、毎回こ~ゆ~肝心なとこで目覚めちゃっていたのだが、今回はそれが無い!!
理性のタガが外れた俺の頭から、ライダーバトルなどと言う些末なイベントは瞬時に消え去った!!勝手に殺り合えバカ共!!俺は、これから忙しいんだ!!
俺は滝沢乃南に飛びついて素っ裸にヒン剥いて、あんな事やこんな事を一杯やった!!やりにやった!!やりまくった!!想いの全てを、彼女の身体に叩きつけた!!








目覚めて時間を見たら、10時少し前だった。今日は日曜日だが、これと言って予定なくて暇だ。てゆ~か、凄い夢の所為で長男棒がビンビンだ。
しばらく放置してたけども、一向に収まる気配がない。俺は「そうだ、久々にフーゾクで遊ぼう。似た身体の嬢を指名して、乃南だと思って楽しもう」と思い、
iPhoneでデリヘルのHPのハシゴを開始した。ここで肝心なのは、画像修正に騙されない事である。俺がスリム好きなら問題ないが、巨乳命だけに大変だ。
酷い店は、画像と似ても似つかぬ単なるデブを寄越しやがる。俺は画像を拡大して食い入るように眺め、不自然な美形やナイスバディの嬢が揃ってる店を避けた。
たかがフーゾク、されどフーゾク!!インチキ店の卑劣で巧妙な罠を見破り、当たりな店の当たりな嬢を選び、甘くコッテリした一時を堪能する!!
フーゾク遊びと言うモノは、エロ楽しいのと同時に、店と客との熱く激しい真剣勝負でもあるのだ!!


―赤髪海賊団アジト(マンション)の前―

「ブヒィッ!!それどころじゃなか~~~っ!!!」
≪トンソクベント≫

ツッコミ役の真司が不在なので、代わりと言っては何だが“騎つながり”で豚騎にツッコミを担当してもらう事にした。
≪豚足のカード≫をベントイン。新技【トンソクエイク】発動!!ピッグ・ザ・ブッチャーの後脚を模したブーツが、玄関のガラス戸から飛び出して装着された!!
カカン!カンカンカンカン・・・・カンッ!! 拍子木を打つ音が響き、豚騎がパアンと力強く手を打ち鳴らしてから横浜の方角へ右脚を高々と上げ・・・・・・・

「どすこ~~~~~~いっ!!!!」

ずううんっ!!!と、思いっきり四股を踏んだ。同時に老若男女の「よいしょおっ!!」って掛け声と万雷の拍手が、四方八方から豚騎に浴びせられる。
ズドオオオオンッ!!! ピシッ・・・・ピシピシピシピシピシッ・・・・・ 地響きと共にアスファルトにヒビが走り、マンションの壁にまで達した!!
たまたま偶然にも、豚騎の立ってる場所から横浜の方角の直線上に、赤髪海賊団アジト(伊達夫婦のマンション)が建っていたのである。
ヒビはマンション全体に広がり、壁の欠片がパラパラと零れ落ちてくる!!同時に発生した地割れで、マンションの土台がガラガラと音を立てて崩れ出した!!

やがて・・・メキッ!!メキメキメキメキッ!! ビシビシビシ!! ドンガラガッシャアアアアアアアアアアアアアアンンンンッッ!!!!

轟音でロイヤルアースワームのロイヤル超音波が掻き消されたまでは良かったが、伊達夫婦の愛の巣は、怪獣に襲われたかの如く無残に倒壊してしまった!!
屋上で見物してた、凰蓮&全裸くまモンは巻き添えである。「あ~~~~れ~~~~っ!!」「げぼらっ!?」と叫びながら落下して、瓦礫に飲まれてしまった。
怪我の功名と言うべきか、たまたまロイヤル超音波から逃れるべくマンションの屋上へ避難してたウツボ・ゼンラーフォームも、一緒に落っこちて瓦礫に飲まれる!!
所詮はボケキャラな豚騎。臨時でツッコミ役を頼んだけども、やっぱり大ボケだった。展開次第じゃ強力な助っ人が現れるチャンスだったのに、見事にパーである
瓦礫を眺めながら頭をポリポリ掻いて「しもうた~!!」と気まずそうにしてるとこへ、騒ぎのドサクサでマヨネーズ責めを逃れた遥が、憤怒の形相でツカツカ歩いてきた!!

「ちょっとルウっ!!!何やってんのよっ!!!」
「ぶひぃ~~~~~~~~っ!!!堪忍ぶぅ~~~~~~~っ!!!」
「何その変なマスクはっ!?」
「・・・・・ぶひ??」
「常に骨付き肉を食べてなさいって、何度も言ってるでしょ!!それじゃ食べれないじゃないっ!!」
「ぶひぃ!?そこで怒ってるぶぅっ!?マンション壊してもうた事でなく!?」
「そんなの、どうだっていいっ!!話はぐらかすなっ!!」
「ぶひ~~~~~・・・・」
「しかも相撲!?ラッキー・ルウの武器は拳銃でしょうよっ!!」
「ぶひぃ~~~~・・・・おいどん、飛び道具系のカードは持ってないぶぅ~!!」
「見た目に合わない素早さで間合いに入って、躊躇なくコメカミ撃ち抜くのっ!!」
http://livedoor.blogimg.jp/d_joker999/imgs/2/f/2f6d9874.jpg
「ブヒィ~ッ!!無茶だぶぅ~~っ!!」

同時進行で、ギャレンとキノコ男の戦いが続いてる・・・てゆ~か、2人揃ってロイヤル超音波で悶絶していた。
ギャレンはデモンスラッグが仲間達に呼びかけながら耳栓してるのを目ざとく見つけ、経験から「ひょっとして、音による攻撃か!?」と判断して耳を掌で塞ぐ!!
だがロイヤル超音波は、ギャレンの想像以上に強烈だった!!酷い歌声が僅かな隙間から潜り込み、変身で強化された聴覚をガッツリ刺激する!!
キノコ男はキノコ男で、うっかり小石で躓いた拍子に片方の耳栓が外れてしまい、まともに聴いちゃって「ちょ、待てよっ!!ぐああ~~~~っ!!!」と転げ回った!!

メキッ!!メキメキメキメキッ!! ビシビシビシ!! ドンガラガッシャアアアアアアアアアアアアアアンンンンッッ!!!!

豚騎のトンソクエイクでマンションが倒壊した際の轟音で、さすがのロイヤル超音波も途切れる。まともに聴いちゃってたのと僅かながらも耳を塞いでたのとで、
受けたダメージに差が出ていた!!今が仕留めるチャンスと見たギャレンは、醒銃ギャレンラウザーをベルトのホルスターから引き抜いて、ダイヤの5・6・9のカードを
ラウズさせた!!

「これで終わりだ変態っ!!」
≪ドロップホエール・・ファイアフライ・・ジェミニゼブラ・・・≫
「ちょ、待てよっ!!」
≪バーニングデバイド≫
「2度と嫁に近寄らせんっ!!ハアアアアアアアアアアアッ!!!!」

空中回転しながら分身し、炎を帯びた脚でキックを喰らわせる必殺技≪バーニングデバイド≫発動!!高々とジャンプしたギャレンの身体が2人に増え、
捻りを加えた回転をクルクルと決めてから、炎を纏った足を突き出して急降下!!・・・・・・しようと思ったら。
その様子を目ざとく見つけた遥が、デブへの説教を中断。何処からともなく投げ縄を取り出し、頭上でヒュンヒュンと振り回して勢いつけて投擲!!
唸りを上げて飛んだ輪っかがギャレン(本体)の首に巻きついて締めあげて地面に叩きつける!!思わぬ横やりで対応が遅れたギャレンは、受け身も取れず大の字で
アスファルトに墜落して「ふんげえ~~~っ!!」と叫んだ。

「こらぁ~~~っ!!!ヤソップ~~~~っ!!!」
「いてててて・・・・・何をするっ!?」
「あんたは狙撃手でしょっ!!仮面ライダーみたいな技なんか使うなっ!!」
「いや、仮面ライダーなんだけど・・・・」
「うるさいっ!!ヤソップらしく、ライフルで戦いなさいっ!!」
「ライフルなんか持ってない!!・・・てか『ヤソップらしく』とか言われたって知らんぞ」
「まだ実力不明だけど、四皇・赤髪海賊団の狙撃手なら凄いに決まってるわよっ!!
 ルフィ曰く『ヤソップが的を外したのを見た事ない』!!本人曰く『アリの眉間にもブチ込める』!!
 黒ひげ海賊団狙撃手の“音越え”ヴァン・オーガーにも、余裕綽々で立ち向かうっ!!
 ちなみにヴァン・オーガーってのは、水平線の向こうを飛んでるカモメを撃ち落とす凄腕スナイパーよっ!!」
「無茶を言うなっ!!ギャレンラウザーの射程距離どんだけか俺も知らんが、そこまで出来るかっ!!」
「出来るかじゃないっ!!やりなさいっ!!」

なりきりバカ女が余計な事して下さりやがって揉めてる間に、ウツボ・ゼンラーフォームが瓦礫から這い出してくるし、キノコ男もダメージから回復して
「つよぽっぽっぽ!!なかなかやるが、ここまでだ!!」「ぶっちゃけ、反撃だぜ!!」などと言いながら迫ってきちゃった。さあ、どうしましょう!?


―また唐突に夢ネタ(軽~く脚色)―

クラブらしき場所にいた。派手な照明が煌めき、音楽がガンガン鳴り響き、タバコの煙がモクモク漂い、友人・知人がワイワイ賑やかに集っている。
テーブルに目を向けたら、酒やら美味そうな料理やら並んでた。俺は空いてる椅子に腰かけ、ピザを一切れもらって頬張ってビールを飲む。
そして、ふと向かいに目を向けたら・・・・・・・・藤岡弘、が座ってた。酒を飲んで、ニコニコ上機嫌そうだ。
途端に賑やかな音楽がピタッと止み、照明は地味なモノになり、騒いだり踊ってたりしてた友人・知人が集まって、神妙な表情で正座する。
そして藤岡弘、は『仮面ライダー1号』での授業シーンの如く、何やら熱く熱く熱~~~~く語りだした。何となく、室温まで上がったような気がする。
内容は忘れたけれども、皆たまにコクコク頷いて「ハイ」「そうっすね」と相槌しながら、大人しく話を聴くのであった・・・・やがて説教タイム終了。

「はっはっはっ!!まあ、これでも吸いたまえ」
「ありがとうございま~す!!」
「いただきま~すっ!!」

藤岡弘、は上等そうな葉巻を取り出して皆に配り、有難く頂戴した俺達は、火を点して葉巻を吹かした。再び賑やかに音楽が鳴り、派手な照明が店内を照らす。
俺は葉巻を堪能しつつ、ラム酒のロックを傾けた。藤岡弘、は何時の間にやら居なくなっていた。


―赤髪海賊団アジト(マンション)の前―

♪じゃじゃじゃん ♪じゃんじゃん ♪ちゃららららん・・・・『世〇に〇つ〇けの〇』が終わって、間髪入れず『ら〇お〇ハ〇ト』のイントロが流れだす!!
ロイヤルアースワームは、さも気分良さそうに身体をリズミカルに揺すったり、軽やかにステップを踏んだり、クルリと回ったりしていやがる。
伊達は悩んだ・・・また唄われたら堪ったもんじゃない、対策しなければ。どうにか変身アイテムをゲットしようと思ったんだけども、ただでさえ自室へ行くのが
困難だってのに、デブの暴走でマンションが崩壊してしまった。何処が自分と遥の部屋だった場所で、瓦礫の何処に洗濯機が埋もれてるのか解らない!!

「あれっ?・・・・何もリアクションしてくんねえの?」

そして、ゾルダⅢ世は寂しかった。夢ネタをブッ込んで伊達にツッコミ役を願ったのだが、ボケだツッコミだって以前に反応してくれなかった。
何故ツッコミ入れてくれない?下ネタが無かったからか?でも前の夢みたいだったら、いいとこで割り込んで乃南を取られちゃうかもしれんもんなあ・・・・・

「とにかく、これ以上は唄わせんっ!!」

ちょっと離れたとこに停めといたレッド・フォース号(ニンジャZX14R)の元へと走って飛び乗り、即座にエンジン始動してアクセルを吹かす!!
ローギアにシフトしてクラッチレバーをスパッと離し、前輪を高々と持ち上げながらロイヤルアースワームに突っ込んだ!!だが、しかし・・・・

「もりもりっ!!させないもりっ!!」
「何ッ!?」

中の人がオートレーサーであるデモンスラッグが、自分の愛車で間に割って入った!!伊達は後輪を派手にスライドさせながら急停止!!
無理やり牽引してたリヤカーが、停まりきれず連結部から「く」の字に曲がる、いわゆる【ジャックナイフ現象】って奴で吹っ飛んでしまう!!

「もりもり~っ!!バイク乗りが自分だけと思わない事だもりっ!!」
「く・・・それにしても、個性的なマシンだな!!」

デモンスラッグの愛車は、楕円形のコースを左回りに走る事に特化したオートレース用バイクだけに、市販車と違って特徴だらけである・・・・
左右で高さの違うハンドル。フロントだけのサスペンション。ブレーキが付いてない。『セア』と呼ばれる、専用の単気筒エンジン。etc.
http://livedoor.blogimg.jp/youngmachine_blog1/imgs/1/b/1bc9c3ff.jpg

「こうなったら、奴から振り切ろう・・・・そこのオマエ!!俺の走りに付いてこれるか!?」
「もりもりっ!?上等だもりっ!!プロの腕前を見せてやるもりっ!!」

ってなワケで、バイクチェイスが始まった。先行した伊達は、赤髪海賊団アジト(マンション)だった場所の向かいにある広い公園に沿った道を突っ走る!!
それを追いかけるデモンスラッグのマシン!!オートレース用バイクだけに、スタートダッシュはレッド・フォース号(ニンジャZX14R)にも負けてない!!
発進して直ぐ、2速しかないギアをハイにチェンジしてアクセル全開!!単気筒エンジンの力強い鼓動が、伊達の背後に迫る!!
そんなこんなしてるうち、道は公園に沿って大きく左カーブ。伊達は1速シフトダウンし、軽く右へ寄ってから大きく左に倒して全開で曲がった!!

「どうだっ!!」
「もりもりっ!!俺のマシンは、左カーブに強いんだもりっ!!」
「くそおっ!!」

デモンスラッグは軽くアクセルを閉じてエンジンブレーキだけで減速しながら、左脚を突き出して車体を傾ける。踵に装着してる金属板が、アスファルトに擦れて
火花を散らした!!左回りに特化してるだけに、レッド・フォース号の半分の排気量だと言うのに、全く引けを取らない速度で苦も無く曲がってしまう!!
ちなみに道は公園に沿ってグルリと周るようになってるんで、直線と左カーブの連続だった。勝負に使うルート選定をミスっちゃったようである。
パワーに物を言わせて直線で引き離しても、カーブになると追いつかれてしまうのだ。ちょっと焦って、コメカミを汗が滴り落ちた。
このままでは、バイク勝負で負けてしまう!!自分から「俺の走りに付いてこれるか!?」などと言っておきながら、これはとっても格好悪いぞ!!

「・・・・・・・・・あ、そうだっ!」

公園通りを1周して戻ってきたところで、また同じルートを行くと見せかけて右に曲がってみたら・・・・どんがらがっしゃああああああああんんんっ!!!!
デモンスラッグが壮絶に転倒!!当の本人が忘れちゃってる、嫌な思い出が詰まったソフトクリーム屋に突っ込んで、木っ端微塵に壊してしまった!
『左周りのコースを如何に速く走るか』のみを突き詰めた構造が仇となった!!ハンドルの高低差が災いしてバランスを崩し、しかもエンジンブレーキでしか
減速できない。致命的な弱点を見事に突かれちゃったんで、伊達は「単に右へ曲がっただけ」で危機を回避した。盛り上げときながら、マヌケな幕切れである。
 
 

ゾルダⅡ世・トン騎の結婚編91 焔2

 投稿者:仮面歩行者  投稿日:2017年 4月21日(金)16時46分9秒
返信・引用
  -映画・仮面ライダー焔(ファイヤー)・灼熱の地球SOS-

    チャプター8
    アイスデザスタ達が猛威を奮い、異常気象が加速する。焔・ロック・進ノ介が
    アイスデザスタを倒すが、アイスデザスタは一体ではなかった為、事件は好転しない。・・・の撮影

香西市の中心街にアイスデザスタ出現!
http://heartattackannex2013add.web.fc2.com/11/13110101/13110101_Frozen_08.jpg
大気が急速に冷え込んで、路面凍結が発生して、各所で車のスリップ事故が多発する!

特災課の出動である!赤馬が、『FIRE』とロゴが入って、ベース車両がホンダのCTX1300と言うバイクが使われている真っ赤な専用車=ファイアチェイサーを駆り、その後ろを、芳華の運転するメルセデスベンツのアクトロスと言うトレーラーがベースの消防車=Fトレーラーが続く!
接近するサイレンの音。そしてマイクを通じて響く、偉そうな青年と申し訳なさそうにフォローする女性の声!

♪フォ~~ン♪フォ~~ン ♪フォ~~ン♪フォ~~ン ♪フォ~~ン♪フォ~~ン・・・

≪特災課参上っ!!赤だけど通過するぜぇ~~っ!!≫
≪おそれいりまぁ~す! ごめんなさ~い通りますよぉ~っ!≫

公道に出た途端に、路面がツルツルで、タイヤが滑るは、ブレーキは利かないは大変なのだが、異常時に備えている彼等には問題は無い!こんな事もあろうかと思って準備は万端だ!
バイク、及び、トレーラーの前方に装備された火炎放射器が灼熱の炎を発して、凍結を融かし、タイヤから出現したスパイク(沢山のトゲトゲ)が路面をシッカリと掴み、デザスタの出現地を目掛けて急行する!

高熱で熱せられて脆弱化した舗装をトゲトゲタイヤで突っ走る!言うまでもなく路面はボロボロなのだが、香西市を守るためには小さい事を気にしている余裕は無い!壊れた道路は、市役所の土木課が公共事業で何とかしてくれるだろう!

しばらくの後に、ファイアチェイサーとFトレーラーが現地に到着!赤馬と芳華はアイスデザスタを視認!赤馬はすかさず、トランクから出したファイアドライバー(変身ベルト)を腰に巻き、続いてガソリン給油機みたいな銃を取り出し、トリガーカバーに人差し指を引っかけてクルクル回してから、パシッとグリップを握って頭上に高々と掲げる。

「FIRE・・・・・・変身っ!!」
≪ファイアドライバー・・アクティブ!!≫

叫びながら、ガソリン給油機みたいな銃【ファイアブラスター】のトリガーを引いてから、腰のホルダーに収める。真っ赤で大きなビーム弾が真上に発射され、噴水の如く分離し、どんな原理か知らんが、実体化してパーツとなって降り注いで赤馬の身体を包み込んだ。
仮面ライダー焔に変身完了!!ビシッとポーズしながら、口上を述べる。

「仮面ライダー焔!!・・・燃やし尽くすぜっ!!!」

焔は、先端に炎が灯ったファイアとび口(https://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%B3%B6%E5%8F%A3)を装備して突進!勢い良く振り上げて、アイスデザスタ目掛けて振り下ろした!
アイスデザスタは腕でファイアとび口を受け止める!同時に、アイスデザスタの周辺を覆っている冷気が、ファイアとび口先端に灯っていた炎を鎮火させてしまった!熱い炎を一撃で楽勝できるとタカを括っていた焔は、僅かに同様をしてしまう!

「な、なにぃ!?俺の炎がっ!!」
「アイス~~~~~ン!!!」
「うわぁぁぁっっっ!!」

次の瞬間、アイスデザスタの吐き出した強烈な吹雪が、焔を吹き飛ばず!宙を舞って地面に落ち、アイスバーンの路面を滑りながら転がって、ビルの壁に叩き付けられる焔!直ぐさま立ち上がって体勢を立て直し、アイスデザスタを睨み付けて身構える!
一定の戦闘経験を積んでいる焔は、一撃を交えただけで、直ぐに理解をした!アイスデザスタは強い、基本フォームの焔ボンバーでは勝てないと!
ならば、フォームチェンジで、アイスデザスタのパワーを凌げば良いだけ!焔は、飛び掛かってくるアイスデザスタのと間合いを冷静に計り、ベルト脇にある『WEAPON』と書かれたスイッチを軽く1回タップした!


仮面ライダー焔は、災厄との戦いが激化する過程で、パワーアップフォームを獲得した。
ハイドロゲンボンバーフォーム:ベルト脇に増設された『WEAPON』を1回タップして起動させる装備。
               通常(ボンバー)フォームの1.3倍の戦闘能力を発揮する
ニュートロンボンバーフォーム:『WEAPON』スイッチを、2回連続(3秒以内)でタップして発動。
               戦闘能力は通常フォームの1.5倍。
スリーエフボンバーフォーム :『WEAPON』スイッチを、3回連続でタップして発動させる。
               戦闘能力は通常フォームの2倍。
アトミックボンバーフォーム :『WEAPON』スイッチを、4回連続でタップして発動させる。
                            戦闘能力は通常フォームの5倍。TV版での最強フォーム。

タップは1回、これでパワーアップアーマー・ハイドロゲンボンバーが召還される!・・・はずだった!!
しかし、ベルトが凍り付いていて、『WEAPON』スイッチを起動することができない!

「な、なにぃ!?」

動揺する焔!その隙を突いて、アイスデザスタが突進してきて、強烈な氷を纏ったパンチを叩き込んだ!再び吹っ飛ばされて凍り付いた地面を滑りながら転がる焔!立ち上がって身構え直し、アイスデザスタの追い打ちに応戦するが、プロテクターが凍り付いていて動きが鈍い!アイスデザスタの重たい一撃が炸裂して、惨めに地を這い焔!装備が凍傷にとってダメージを受けて、パワーダウンが著しい!このままでは、変身解除は時間の問題である!このような極寒のテリトリーで生身に戻ってしまったら、赤馬の命の炎は消えて、凍死は確実だろう!

「くっ!マズイ!!」

Fトレーラーの計測器でも、焔の異常が警告されている!凍結で各機能がフリーズしており、残存エナジーはドンドンと減っていく!芳華は堪えきれなくなって立ち上がり、非常時用のFトルーパーの装備を装着して、焔の援護に出動しようとするが、Fトレーラーのハッチが凍り付いていて開かず、外にすら出ることができない!

仮面歩行者は、上記文章を書きながら考える。
特に先を考えずに、単純に、「温暖化に対して寒さ」みたいなノリで‘氷の怪人’を出現させたが、チョット書きにくい・・・と。さて、何でだろう?と考えて、一つの結論に達した。氷系の怪人は、‘仮面ライダーザムシード’内で‘氷柱女&雪女’を登場させた。雪女はリレー内で仮面ライダーヘイシを覚醒させるために再登場した。作品内では、毒舌キャラで、人間に憑依ができる能力を持つ。氷柱女はザムシード本編で結構重要な立場のキャラである。吹雪に身を変えたり、結界を使って戦う。・・・やばい、別の氷系に知恵を裂いているので、アイスデザスタに使うネタがない。だから書きにくいんだ。もっと、使ったことの無い素材を宛がえば良かった。

為す術の無くなった焔に、猛進していくアイスデザスタ!焔、絶体絶命!・・・その時!!

「うぉぉぉぉっっっっ!!脳細胞がトップギアだぜ!!!」

ぎっちょ~~ん!!
  ぎっちょ~~ん!!
    ぎっちょ~~~~~ん!!

ジャンプ台なんて何処にも無いはずなのに、ペダルを力強く漕ぐ音と共に、サドルの後ろに‘トライドロン’の書かれた幟を括り付けた真紅のママチャリが宙高く飛び上がる!そして、弾丸のように猛スピードのママチャリは、着地と同時に、凍結した路面でツーッとタイヤを滑らせ、速度を保ったまま、アイスデザスタに体当たりをして弾き飛ばした!同時に、搭乗者は力強くペダルを蹴ってジャンプ!華麗に宙返りをしつつ、焔を守るように着地をした!

「あ・・・あんたは!」
「フッ!ひとっ走り付き合うぜ、梶!」

寒さ対策のために、タイヤのデザインをイメージした耳当て!寒さ対策のために、両手を包んだバイク用グローブ!寒さ対策のために、マジックで‘ドライブ’と書かれた風邪用のマスク!そして、‘ベルトさん’と書かれた前垂れがたなびく真紅のフンドシ!あとは、一切の装備無し!
仮面ライダードライブ・・・と言うか、ベルトさんを持ち逃げされて変身出来なくなった、はぐれフンドシ族・泊進ノ介の登場である!!
ちなみにチャリンコとか幟などについては、師匠も同じような事をやっている。
http://www.geocities.jp/masked_walker_vader/zolda2/page004.html 後半の方に幟の描写
http://doruda2sei.web.fc2.com/anotheranother/page013.html 後半の方にチャリンコの描写

進ノ介は、アイスデザスタに対して身構えつつ、焔に手を貸して、引っ張るようにして立ち上がらせる!そして、フンドシの中に手を突っ込んで、使い捨てカイロを取り出して、焔に差し出した!

「使え!温かいぞ!」
「す、すまない!」

焔は、寒さ対策のために準備していたのだろうか?寒いなら服を着ればいいのに?と思いつつ、ちぢれ毛が数本付いた使い捨てカイロを受け取って、ベルト脇の『WEAPON』スイッチに充てて温める。焔の機能がフリーズするほど寒いのに、使い捨てカイロ程度で装備が暖まるのだろうか?って疑問はあるんだけど、使い捨てカイロには『特状課』ってロゴが入っていて、特別製カイロっぽいので、多分大丈夫だろう。
一方の進ノ介は、焔の無事を確かめると、真紅のフンドシをキツく締め直して気合いを入れ、アイスデザスタ目掛けて突進する!

一応、良い子のみんなや、仮面ライダードライブを見ていない子達のために、ドライブの各形態のおさらいをしておこう。
タイプスピード :通常形態。進ノ介が赤いフンドシを締めている時の状態。
         前垂れには‘ベルトさん’と書かれている。
タイプワイルド :通常時より筋肉質になる。進ノ介が黒いフンドシを締めている時の状態。強気な力業重視。
         前垂れには‘筋肉’と書かれている。ワイルドを演出するためにヒゲを付ける。
タイプテクニック:技重視の形態。進ノ介が黄緑色のフンドシを締めている時の状態。
         イチモツによる強気な攻めよりもテクニック重視。
                  前垂れには‘愛撫’と書かれている。知性を演出する為にメガネをかける。
タイプフォーミュラ:タイプスピード以上の超高速戦闘が可能。進ノ介がフンドシを締めていない状態。
                    イチモツが丸出しのため、超高速に対する負荷が激しい。
タイプトライドロン:トライドロンが伊達昌平に乗り逃げされた上に、ハナに壊されたので、変身不可能。

過去に伊達昌平に弟子入りをして、今は独り立ちをした泊進ノ介は、師匠とは、あえて別の道を選んだ。ひたすらに一色のフンドシを好み、筋肉一点主義で鍛え続ける師とは対照的に、弟子は、その日の気分やテンションでフンドシ色を使い分け、その色に応じた特色を器用に使い分ける。そして、イケメン狩り軍団に入れ込む師とは対照的に、弟子は萌獣達に忠誠を尽くす。

次章くらいで、メインキャラやユーラシア王国と萌獣達の大戦が勃発する事に成れば、昌平と進ノ介は、互いの意地と漢を賭けて、禁断の師弟を繰り広げることになるかもしれない・・・が、今はまだ、昌平も進ノ介、その皮肉な未来を知らない。

 

ゾルダⅡ世・トン騎の結婚編90

 投稿者:仮面歩行者  投稿日:2017年 4月15日(土)15時53分30秒
返信・引用
  -映画・仮面ライダー焔(ファイヤー)・灼熱の地球SOS-

21世紀の地球は、大気や海洋の平均温度の上昇に加えて、生態系の変化や海水面上昇による海岸線の浸食といった、気温上昇に伴う二次的な諸問題を抱えていた。「地球温暖化問題」である。温暖化が将来の人類や環境へ与える悪影響を考慮されるにも関わらず、人々は「困るのは自分達ではない」と未来に背を向けていた。

平成29年夏・・・世界中で異常なほどの冷夏が発生をする。ラニーニャやエルニーニョとは根本的に違う。次々と記録的氷点下が観測され、日本全土でも気温0度を超える日が無くなり、有識者達は「数万年に一度の氷河期がきた」と一斉に騒ぎ立てた。

これは、自然現象に起因する物なのか、それとも人為的な何かが潜んでいるのか?特災課は、特状課と連携を取り、調査に乗り出した。
梶赤馬と日野芳華は、院平(いんぺい)研究所で異常気象の研究をしている木堂竜樹教授の元を訪れる。そして、部下の若き博士・春瀬綾香を紹介された。春瀬綾香は、地球の将来を顧みない人々に未来の危機を警鐘するが、誰1人、真摯に耳を傾けず、真剣に取り組もうとはせず、今発生している大氷河期は、そのシワ寄せだと熱く説明をした。

由々しき事態ではあるが、特災課の職務の範疇を大きく逸脱している。しかも、説明の内容が難しすぎて、赤馬と芳華には半分も理解できない。2人は上司に「自然災害」と報告して、任務を完了させる予定だった。・・・しかし。

「オマエ達・・・本気で、ただの自然災害だと思っているのか?」
「ん?アンタは?」
「貴方は、たしか、特状課の?」

赤馬達の前に現れたのは、特状課の刑事・泊進ノ介(仮面ライダードライブ)だった。進ノ介の勘は「これは人為的な事件」と訴えていたのだ。赤馬と芳華は至らない知識を繋ぎ合わせて、木堂竜樹教授と春瀬綾香博士の論理を進ノ介に伝える。しかし、説明を聞いた進ノ介、復習するようにして説明をした赤馬は、春瀬綾香博士の論理は地球温暖化と大氷河期を適当な理論で強引にこじつけているだけで、完全に破綻していることに気付いた。
赤馬・芳華・進ノ介は、再び木堂教授の研究室を尋ねるが、来客中のために面会をすることが出来なかった。

木堂と会っていたのは、大手自動車メーカー・日比木自動車の日比木重樹社長だった。目的は新車の排出ガス低減の技術協力だ。環境学に明るい木堂教授のお墨付きが、新車販売の大きな話題になる。しかし、それはあくまでも表向きの理由であり、実際は、多額の裏金を渡して、基準を満たしていないデータの改竄を相談するためである。もし、偽造が発覚しても、部下が勝手にデータ改竄をしたことにして,切り捨てればよい。
余談だが、日比木自動車、最大手メーカーだが、時々、パワハラとかが話題になるブラック企業と、まことしやかに噂されている。

木堂教授は、提示されたデータを見て、「どの数字を直せば疑われにくいか」を判断して、「その数値に辿り着くための計算」を部下の春瀬博士に依頼をした。表面上の理由は「データ偽造」ではなく「部品を直して基準を満たすための目標設定」だが、春瀬博士は、自分の計算が「その目的のため」ではなく「改竄のため」と薄々気付いていた。しかしそれでも、強面の木堂教授とパワハラ日比木社長に囲まれてしまうと、声を大にして拒否をすることは出来なかった。

春瀬博士は、悔しい気持ちを滲ませながらも、上司の依頼に従って、データの再計算を開始する。



これは、平成29年夏の「映画・仮面ライダー焔(ファイヤー)・灼熱の地球SOS」の世界である。
焔(ファイヤー)が、同一世界の先輩ライダー・ドライブと共演をするって事と、焔(ファイヤー)の最強形態の焔ニュークリアフォーム(核爆弾フォーム)登場が、チビッコ達の間では大きな話題になっている。
更に、超人気女優のゲスト出演や、過去の仮面ライダー経験者の出演(別役の友情出演)が、大きいお友達を喜ばせている。

余談だが、仮面ライダー焔は、テレビ版では、通常形態の焔ボンバーフォームから、焔ハイドロゲンボンバー(水素爆弾)、焔アトミックボンバー(原子力爆弾)にフォームチェンジ出来る。

ただまぁ、実際に撮影がクランクインしたら、2号ライダーのウェーブが他界済みだったので出演できなかったり、毎年恒例の時期ライダー(武河帝)が既に他界済みで出演できなかったり、詩島霧子が行方不明で出演できなかったり、泊進ノ介が異常なくらいに筋肉質だったり、泊進ノ介が赤フンドシ以外の衣類を着用してくれなかったり、泊進ノ介がフンドシすら履いてくれなかったり、泊進ノ介が可愛い女性スタッフを片っ端からお持ち帰りしたり、泊進ノ介が変身していないのにライダー並みに強かったり、泊進ノ介がドライブに変身出来なかったり(ベルトさんをパクられたまま)、泊進ノ介の所属事務所がホリプロじゃなくてキャバクラ萌獣とかって会社だったり・・・些末な問題が幾つが発生したが、撮影はそれなりに進んでいた。

ネタバレになっちゃうのでチビッコ達にはナイショだが、如何にも悪党って感じの木堂竜樹教授と日比木重樹社長はミスリードの小悪で、実はラスボスは、人間に絶望した春瀬綾香博士が生み出したアイスデザスタなのである。
温暖化から地球を守るために、氷河期を起こして人類を滅ぼそうとするアイスデザスタと、人類を信じて戦う焔&ドライブの戦いが、この映画のクライマックスになる。



そして・・・院平研究所の見渡せる隣のビルの屋上・・・ゼットン星人ちゃん、バードンちゃん、ガッツ星人ちゃん、深ローランちゃん、、計4人の萌獣が立ち並び、美人博士・春瀬綾香の籠もった研究室をジッと観察していた。

「今度は、ゴリ押し女優さんとか・・・いないっきょんよね?」
「うん、この作品では共演はしていないはずガッツ!」
「キュィィ!せっかく捕まえたのに、それは魔法の力で変身した姿で、
 しばらくしたら魔法が解けて10歳のガキンチョに戻っちゃったとか、
 捕獲して護送中に、突然悲しい主題歌が流れて、白血病で死んじゃうとか
 ・・・もう、そう言うオチは勘弁して欲しいドンね!」
「今回は幸運にも、進ノ介ちゃんに出演オファーが来てくれたお陰で、
 事前に潜り込ませることが出来てるっton!
 進ノ介ちゃんからは、想定外の報告は受けていないから、大丈夫と思うけどton。」

アヤセハルカ捕獲作戦の選抜隊が、何故こんな所に紛れ込んでいるのか?・・・まぁ、博士の名前で,だいたいの察しは付くだろう。
なんの捻りもない名前・春瀬綾香役をしている中の人、上記の超人気女優のゲスト出演が、アヤセハルカさんなのである。

ちなみに、捕獲選抜隊は、「八重の桜の世界」で、アヤセの代わりにゴリ押し女優を獲得しちゃったあと、「ひみつのアッコちゃんの世界」で、アッコちゃん役のアヤセを捕まえたはずなのに、アッコちゃんが「らみぱすらみぱす~~~」と唱えたら10歳のガキに戻っちゃったり、「世界の中心で、愛をさけぶの世界」で捕まえたアヤセが、アジトに戻る前に病死しちゃったりして、相変わらず計画はまともに進んでいない。



-天界-

「おいおいおいおいおいおい・・・
 随分と大きく出たじゃね~か!平成28年スタートの偽物ライダーさんよぉ!
 フォームチェンジは物騒すぎて、面倒臭い視聴者さんからクレームきそうだし、
 映画のテーマは地球温暖化だし、たかが子供用の映画で処理して良いのか?
 武河帝(平成29年10月スタート)や、豪(平成30年10月スタート)や、
 KIMINONAHA(平成29年春の映画限定)みたく瞬殺オチになってないから、
 もしかしたら、また出てくるかもしれないとは思っていたけど・・・真司だ」
「スゲーな、焔!かなり気合いの入った設定だぜ!・・・燕真です」
「設定に気合いが入りすぎて、落とし処が無いぞ!!・・・真司だ」

天界での事件が大きく変化するまで「待機」を命じられて、美穂や紅葉が企画した蟹汁の炊き出し行為を眺めていた真司が呆れ顔で大きな溜息をつき、燕真は眼を輝かせて喜んだ。

「ラスボス絡みのゲストキャラがアヤセハルカちゃんって・・・ニセライダーのクセに豪華すぎるだろう!
 しかも、ドライブが変身後だけじゃなくて、スッカリ知名度が高くなった中の人が出演するのかよ?
 なんかもう、子供用の映画とかじゃなくて、アヤセハルカちゃんとタケノウチリョウマくんを主演にして、
 ちゃんとした映画を撮影した方が集客力あるんじゃないのか?
 てか、萌獣シーンにインパクトを持たせたいからって、勝手にアヤセちゃんの出演作品を捏造すんな!
 アヤセちゃんは仮面ライダーになんて出演してくれるワケがないだろうに!・・・真司だ」
「何言ってんだよ,真司!映画のゲストが豪華なのは、今に始まった事じゃないだろうに!
 ウィザードでは陣内○則さん、鎧武では片○愛之助さん、ドライブでは柳○慎吾さん、
 そして、ザムシードではラスボスの大妖怪・崇徳上皇役で、小栗○さん・・・どの作品でも豪華だよ!」
「サラッとニセライダー(ザムシード)を紛れ込ますな!その枠はゴーストで、ゲストは沢○一樹さんだ!
 しかも、ゲストがオグリシュンって・・・なんかさ、時々思うんだけどさ、
 この作品(特に仮面歩行者)って、時々、意味も無く小栗ゴリ押しをしてくるよな?・・・真司だ」

「でも、ゲストで小栗さん・・・なんか、そのうちありそうだと思わない?・・・燕真です」
「・・・ゲストでオグリシュン。う~~ん・・・何故か、妙に説得力がある。・・・真司だ」
「でしょ!あの人、真面目な役、ギャグな役、悪役、時代劇、イロモノ・・・
 結構、役の幅が広いもんな!・・・燕真です」

「あと、まだ気になってるところがあるんだけどさ、
 上記の、過去の仮面ライダー経験者の出演(別役の友情出演)てのが、嫌な予感しかしないんだけど、
 誰が友情出演するのか、オマエは知ってるの?・・・真司だ」
「おいおい、ネット見てないの?かなり大々的に情報流出していたぜ!
 友情出演は、悪徳教授・木堂竜樹役の須賀貴匡氏と、パワハラ社長・日比木重樹役の細川○樹氏だぜ!
 ちなみに、木堂竜樹は髭面の小悪役だから、ちゃんと役作りしておけよ!・・・燕真です」
「オファーきてね~よ!あと、100歩譲って、俺をいじるのは、まぁ、良いとして、
 渦中の細川さんはソッとしといてやれ!・・・真司だ」
「俺は絡んでないから、俺に言われても困る!・・・燕真です」
「相変わらず、肝心なところで使えない奴だな!・・・真司だ」

真司は不安で仕方がなかった。いくら、マヌケな拉致ネタをフカキョンで使い切って、アヤセバージョンが思い浮かばないからって、苦し紛れに、こんなとんでもない方向に話を広げちゃって大丈夫なのだろうか?ストーリー介入をして、収拾が付かなくなる前に何とかしたいんだけど、「仮面ライダー焔(ファイヤー)・灼熱の地球SOSの世界」が、どこにあるのか解らないし、何よりも死んでる最中なので、生きている人達の世界に介入することが出来ない。自分達が死んでいる間に地球が氷付けになって人類が全滅しちゃったら、生き返ることが出来なくなってしまう。



-映画・仮面ライダー焔(ファイヤー)・灼熱の地球SOS-

春瀬博士(アヤセハルカ)は、悔しい気持ちを滲ませながらも、上司・木堂(スガタカマサ)の依頼に従って、パソコンに向かってデータの再計算を開始する。
地球温暖化に警鐘を鳴らす第一人者(恩師・木堂教授)が、多額の裏金を積まれて、地球温暖化の原因を見逃す。そして、その偽装に手を貸す自分自身。木堂(スガタカマサ)は春瀬(アヤセハルカ)に細かい説明はしていないが、春瀬は自分のデータが偽装に使われることを気付いている。

そんな事が許されるのだろうか?許されるわけがない。
しかし、自分を育ててくれた恩師・木堂教授を裏切ることも出来ない。
学者としてのプライドと、恩人への義理・・・どちらを守るべきなのか?どうすれば良いのか?
解らない・・・解らない・・・解らない・・・解らない・・・解らない・・・

室内照明によって作り出された春瀬綾香の影・・・春瀬本人は気付いていないが、禍々しい闇が灯り、眼が出現をしてギラリと不気味に光る。そして、闇は影から浮上して獣のような形(アイスデザスタ)を作り、窓の外へと飛び去っていった。



隣のビルの屋上から、春瀬を拉致するタイミングを計って、見張っていたゼットン星人ちゃんとガッツちゃんが眉をしかめる。彼女達は、春瀬綾香(アヤセハルカ)の身近で起こった異変を見逃さなかった。

「ゼットン星人ちゃん、気付いたがっつ?」
「うん・・・あの娘(アヤセハルカ)・・・随分と厄介な物に魅入られているっtonね。」
「どうするがっつ?」
「あの娘(アヤセハルカ)自体はただの人間だけど、取り巻きに苦戦しそうねっton。
 直ぐには襲撃せず、少し様子を見た方が良さそうっton。」



春瀬綾香(アヤセハルカ)が災厄に魅入られたのは、数日前のことだった。ニュースで、異常気象による魚の大量死を見た彼女は、地球温暖化による人類の未来の危機を、総理大臣にメールで警告した。しかし、何の反応も返ってこなかった。いても立ってもいられなくなった春瀬は、米国・英国・仏国・露国・中国にも同様の警鐘文を送ったが、誰からも反応は返ってこない。
冷静に考えれば、国の代表者が、一研究員が送るメールに手際良く反応することなど有り得ないが、研究一筋で、盲進的、且つ、世間知らずな彼女は、そんな簡単な常識には気付かなかったのだ。
「世界は人類の未来と地球の寿命など考えていないのか?」と、苛立ちを募らせ続けた春瀬の元に災厄の幹部(卑魅津千滞ゴデンジャー)が接触し、彼女の心にダーククリスタル(人々の恨みを吸う水晶玉)を埋め込み、心にある闇を利用してデザスタが育つように画策したのである。

春瀬の心の闇によってデザスタは育つ。その闇はあまりにも深かったため、デザスタは1体だけでなく、何体も出現をした。そして、地球温暖化を止める為、地球を凍らせる為に、暗躍を開始した。それが、今の異常気象の原因なのである。更に、デザスタ達は、地球温暖化を歯牙にも掛けない2人の国家権力者、カードゲーム的な名前の某大国の大統領と、国内が政情不安になるたびに日本バッシングをして安定を図る偽物大国の国家主席を襲撃して凍死させた。最高権力者達の暗殺によって、世界情勢は一気に緊迫して、全面戦争まで一触即発の事態に陥った。
そして、デザスタは春瀬の闇を糧に成長を続ける。地球に仇なす全人類が凍り付いて死滅するその日まで・・・。



-天界-

燕真がスマフォで「映画・仮面ライダー焔(ファイヤー)・灼熱の地球SOS」の情報を検索して、隣にいる真司に見せる。ネットニュースでは、燕真が言う通り、映画の情報や、ゲスト出演者の名前が羅列してある。

「このストーリー・・・チビッコ達に理解できるのか?・・・真司だ」
「オマエ、ネットに流出したストーリーを見た事無かったの?・・・燕真です」
「うん・・・最近忙しくて、ネット見てなかったからね・・・真司だ」
「ネットニュースなんて、チョットした空き時間に、スマフォで見られるでしょ?・・・燕真です」
「俺・・・スマフォ持ってない・・・真司だ」
「え!?マジで!?まだ、ガラケーなのか!?・・・燕真です」
「・・・う、うん。仮面ライダー龍騎の時代は、まだガラケー全盛で、写メすら最先端みたいな時代だからね。
 スマフォなんて触ったことすらないし、スマフォなんて言葉自体がないんだよね。
 俺の次のライダー(φ)が、携帯電話で変身して‘格好良い’と思われる時代だし。・・・真司だ」
「うわぁ~~~・・・登場作品の影響で、スマフォを持つことが出来ないんだ?
 さすがは2002年作品・・・。だいぶ不便な縛りだな!・・・燕真です」

2人は大きな溜息をついて、しばらく無言になる・・・が、突然、真司が何かを思い出したかのように、大声を上げて立ち上がった。

「そ、そう言えば、2~3ヶ月前に、テレ朝と東映から、何通かメールが来ていた!
 死んでる真っ最中だし、文字化けしまくってまともに読めなかったから、
 誤作動かイタズラかと思ってスルーしていたけど!!」
「も、もしかしたら出演オファーの連絡じゃね?見せてみろよ!」
「う、うん!」

真司がポチポチと携帯電話を操作して、数ヶ月前のメールを開いてみる。燕真が横から覗き込むと、なるほど確かに、携帯端末の処理能力が低すぎて、暗号のような文字化けだらけで、何が書いてあるのは良く解らない。添付ファイルも付いているようだが、開いた形跡は無さそうだ。

「なんか添付されてるぞ!開いてみろよ!・・・燕真です」
「てんぷって何?・・・真司だ」
「知識が老人並みだな。その添付って欄をポチポチするんだよ!・・・燕真です」
「・・・う、うん。携帯、壊れたりしないだろうな?・・・真司だ」
「壊れね~よ!まぁ、処理能力が低すぎてフリーズする可能性は無いとは言えないけど。・・・燕真です」

案の定、真司の携帯では添付ファイルは開くことが出来なかった。この案件は後回しでも良いんだけど、少し気になるし、とりあえず暇なので、真司の携帯から燕真のスマフォに転送をして、改めて開いてみることにした。ロートル携帯を経由しちゃったあとなので、メール文章の文字化けは、文字化けのまま送信されてきたが、添付ファイルはちゃんと開けるようだ。
添付されていたのは、「映画・仮面ライダー焔(ファイヤー)・灼熱の地球SOS」のスタッフや配役と、大雑把なストーリー紹介だった。

真司がザッと読んでみると、上記で燕真が説明したストーリーや、自分やヒビキさんに宛がわれた役の詳細が書いてある。どうやら、木堂竜樹と日比木重樹は、中盤で、怒りで暴走した春瀬綾香の生み出したアイスデザスタに殺されて退場するっぽい。
そしてクライマックスでは、怒りと恨みで育ちすぎたアイスデザスタは、極零ポラリスへと進化を遂げて、焔&ドライブと壮絶なラストバトルを繰り広げるのである。

「ありゃ!俺の演じるキャラも、ヒビキさんのキャラも、途中で死んじゃうんだ?・・・真司だ」
「・・・らしいな。まぁ、ラスボスに潰される小悪なんだから、仕方ないだろう・・・燕真です」



~~~~~映画・仮面ライダー焔(ファイヤー)・灼熱の地球SOS~~~~~

1,世界各地で異常気象が多発するようになり、特災課が調査に乗り出す。
2,地球温暖化の問題を提唱する木堂竜樹教授を訪ね、部下の春瀬綾香博士から説明を受ける。
3,特状課の泊進ノ介と合流して、春瀬博士の説明に矛盾があることに気付く。
4,進ノ介を伴って、再び木堂教授を訪ねるが、来客中で面会が出来ず、出直す事にする。
5,木堂教授は日比木自動車の日比木重樹社長と会っており、闇金を積まれて新車のデータ改竄を依頼される。
6,春瀬が、木堂からデータ改竄の指示を受け、疑心暗鬼に陥りながらも、恩師に逆らえずに引き受けてしまう。
7,春瀬綾香の影からアイスデザスタが生まれる。
8,アイスデザスタ達が猛威を奮い、異常気象が加速する。焔・ロック(3号ライダー)・進ノ介(ベルトさんが無いので変身出来ない)がアイスデザスタを倒すが、アイスデザスタは一体ではなかった為、事件は好転しない。(回想で、数ヶ月前に、春瀬が国の代表達に地球温暖化の資料を提出して無視をされたことが原因で、春瀬の闇落ちが始まったと、視聴者視点で判明する)
9,春瀬が作ったデータ改竄資料が、木堂教授経由で日比木社長に渡る。
10,落ち込み、今まで以上に未来を憂いた春瀬は、各国に温暖化防止のメッセージを送るが、誰も聞き入れてくれず、またも、アイスデザスタが生まれてしまう。
11,2つの大国の最高権力者が、アイスデザスタに襲われて死亡し、急激に世界情勢が緊迫していく。各国は我先にと最終兵器の実戦配備が整え、世界大戦まで一触即発の事態になる。
12,もはや、全てのアイスデザスタを討伐する以外に、世界大戦を回避する手段は無い為、ライダー達は不眠不休で出動を続けるが、徐々に疲労が蓄積していく。
13,改竄データのお陰で、日比木自動車の新車の販売許可が下りので、日比木社長が手土産(闇金)を持って、木堂教授にお礼に来る。
14,罪悪感を耐えられなくなった春瀬は、木堂と日比木に、新車発売中止を頼むために2人が面会中の料亭に行くのだが、ふすま越しに、データ改竄がばれた時は、全責任を春瀬に押し付けて尻尾切りをすると言う木堂の言葉を盗み聞きしてしまう。木堂は、ずっと、その目的で、春瀬を部下にしていたのだ。
15,恩師に裏切られた春瀬の心が、急速的に闇に落ち、生み出されたデザスタに体を乗っ取られ、アイスデザスタ・ゼロが出現をする。アイスデザスタ・ゼロは、木堂と日比木を殺害し、東京全土を凍り付かせるほどの勢いで暴走を開始する。(赤馬たちは春瀬がデザスタを生み出していると気付いて止めようとするが、一歩遅かった為に、木堂と日比木の殺害現場に立ち合ってしまう)
16,総理官邸に対策本部が作られるが、官邸にアイスデザスタ軍団が押し寄せたために、総理達はヘリで脱出をする。しかし、ヘリはアイスデザスタ・ゼロの攻撃を受けて墜落。国の指導者達は死亡してしまう。
17,絶望的な状況下に、若き有能な政治家が立ち上がり、新たなる対策本部を立ち上げ、特状課&特災課と緊密な連携を取りながら対処をする。
18,ライダー達と自衛隊とアメリカ軍の共同戦線で、徐々に事態は好転していく。しかし、アイスデザスタ・ゼロは、各地のアイスデザスタを集めて合体をして、アイスデザスタ究極体=極零ポラリスへと変化をした。
19,焔・ロック・進ノ介と、極零ポラリスの、世界の存亡を掛けたラストバトルが始まる。
20,戦いが終わり、春瀬は救出され、進ノ介は霧子に出迎えられ、赤馬達は通常業務に戻り、めでたしめでたし。

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」
「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」
「なにこの展開?有能な若い政治家役で、長谷○博己さんも出演予定?・・・真司だ」
「後半、いきなりシンゴジラな展開になっちゃってるね?・・・燕真です」
「地球温暖化と、世界的指導者達の犠牲と、世界大戦寸前な展開・・・
 ラストで、どうまとめるつもりなんだろ?・・・真司だ」
「全く想像がつかないな・・・燕真です」


この作品は、映画限定ヒロインの春瀬綾香(演・アヤセハルカ)の闇墜ちを丁寧な描写で描きつつ、環境問題、世界情勢、政治に一石を投じ、視聴者の子供達に「自分達の将来」をキチンと考えさせる目的で作られた。
しかし・・・撮影中の今はまだ誰も知らないことだが、撮影を終えて編集をしたら、基本的に夏のライダー映画は60~70分程度であるにもかかわらず、4時間を越える超大作になってしまった。しかもテーマが難しすぎて、対象年齢のチビッコ達では理解不能である。仕方なく、子供には難しくて理解できないシーンやシンゴジラな展開を中心に、骨身を削る思いで、3/4ほどのシーンをカットして、ようやく劇場公開版が完成するのであった。



~~~~~映画・仮面ライダー焔(ファイヤー)・灼熱の地球SOS 劇場公開バージョン~~~~~

1,世界各地で異常気象が多発するようになり、特災課が調査に乗り出す。
2,地球温暖化の問題を提唱する木堂竜樹教授を訪ね、部下の春瀬綾香博士から説明を受ける。
3,特状課の泊進ノ介と合流して、春瀬博士の説明に矛盾があることに気付く。
4,カット。
5,カット。
6,カット。
7,春瀬綾香の影からアイスデザスタが生まれる。
8,アイスデザスタ達が猛威を奮い、異常気象が加速する。焔・ロック(3号ライダー)・進ノ介(ベルトさんが無いので変身出来ない)がアイスデザスタを倒すが、アイスデザスタは一体ではなかった為、事件は好転しない。(回想はカット)
9,カット。
10,カット。
11,カット。
12,カット。
13,カット。
14,カット。
15,春瀬の心が、急速的に闇に落ち、生み出されたデザスタに体を乗っ取られ、アイスデザスタ・ゼロが出現をする。アイスデザスタ・ゼロは、木堂と日比木を殺害し、東京全土を凍り付かせるほどの勢いで暴走を開始する。(赤馬たちは春瀬がデザスタを生み出していると気付いて止めようとするが、一歩遅かった為に、木堂と日比木の殺害現場に立ち合ってしまう)
16,カット。
17,カット。
18,ライダー達と自衛隊とアメリカ軍の共同戦線で、徐々に事態は好転していく。しかし、アイスデザスタ・ゼロは、各地のアイスデザスタを集めて合体をして、アイスデザスタ究極体=極零ポラリスへと変化をした。
19,焔・ロック・進ノ介と、極零ポラリスの、世界の存亡を掛けたラストバトルが始まる。
20,戦いが終わり、春瀬は救出され、進ノ介は霧子に出迎えられ、赤馬達は通常業務に戻り、めでたしめでたし。

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

結果的に、どうにか時間内に治めることは出来たが、春瀬綾香の闇落ちをする原因が全てカットになって、理由は良く解らないけど勝手に落ち込んで暴走してデザスタ化する中二病みたいな印象になる。そんで、木堂竜樹の小悪党な描写が無くなったので、特に意味も無く教え子に殺された可哀想な教授ってイメージになり、日比木社長に至っては、たまたま木堂と会食をしていただけなのに一緒に殺害されちゃったって立場になってしまった。

劇場公開版と、後に販売されたディレクターズカット(ノーカット4時間)版で、作品の印象が全然違うって事で、随分と話題になったらしい。

ちなみに、エピローグで、戦いを終えた進ノ介を、霧子が出迎えるシーンで、霧子は妊娠をしている設定になっており、ファンに、TV版ドライブと、劇場版サプライズ・フューチャーの繋がりを連想させる目的があったのだが・・・肝心の霧子が(フンドシ族の所為で人格が破綻してギーコになっちゃった為に)出演できなかったので、別のチョイ役予定でスタジオ入りをしていたブルゾンちえみ with Bを代役として起用した。
この演出は、後に2ちゃんねるで、「結婚したら霧子の体格が激変した説or霧子と離婚して進ノ介は再婚説」というスレッドが立って熱い議論が交わされることになる。それを知った製作会社は「あれは霧子です」と公式発表をして、事態は沈静化をしたのだが、今度は「ブルゾン霧子の後ろに立っていた2人の男=with Bのどっちがエイジ(進ノ介の子供)なんだ?」というスレッドが立って、熾烈な意見交換が行われるのであった。



真司と燕真は、スマフォで「映画・仮面ライダー焔(ファイヤー)・灼熱の地球SOS」のあらすじを読み終えて大きな溜息をつく。かなりシリアスな作品だし、制作者の熱意も伝わってくる・・・が、なんか、色んなところが間違えてる気がする。高級食材で料理を作れば美味しくなるだろうけど、片っ端から高級食材をブチ込んで混ぜたからって、決して美味しすぎる料理は完成しない・・・みたいな。

「血気盛んだけど使い物にならない焔と、スッカリ脳筋な進ノ介じゃ、
 この事件は解決できないだろうな・・・真司だ」
「うん。部外者(萌獣)の介入に期待するしかないな。
 本来ならまだ俺達は、萌獣の存在は知らないって設定のハズなんだけど、萌獣の活躍に期待しよう。
 アヤセちゃんが暴走する前に、萌獣達が拉致に成功すれば、
 その後の、世界の終末期っぽい展開にはならないんだろうからね。・・・燕真です」

真司と燕真は、互いの顔を見合わせて、再び大きな溜息をつき、空を見上げて、まだ設定的には存在を知らないはずの萌獣達に、一縷の期待を込めるのだった。
 

訂正

 投稿者:ゾルダⅢ世  投稿日:2017年 3月30日(木)19時35分22秒
返信・引用
  キノコルゲのリンク先:http://yamatotakada.c.blog.so-net.ne.jp/_images/blog/_433/yamatotakada/joshinpit1-img600x450-1231519377rnbnew11478-b64d0.jpg  

ゾルダⅡ世・トン騎の結婚編89

 投稿者:ゾルダⅢ世  投稿日:2017年 3月30日(木)19時28分9秒
返信・引用
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―赤髪海賊団アジト(マンション)の正面玄関前―

「やだやだ~~~~っ!!!!やめて来ないで触らないでぇ~~~~~~~~~っ!!!!」
「蚊っ蚊っ蚊っ!!まてぇ~っ!朝ごはん作っちゃうぞおっは~deマヨチュッチュ~!!」
「ゴロゴロ~!駐車違反をバックレて走り去ろうとして、婦警さんにケガさせちゃうゴロ~!」

煽り立てるだけ煽り立てといて、いざ自分が狙われたら真っ青の涙目で逃げ回る遥。それをサーモスキートとダークローチは、付かず離れずの
絶妙な距離を保って追いかける。本気になれば一瞬で捕まえれるけど、『狩る悦び』を味わう為にワザとチンタラ追いかけてるのだ。
ほんの今まで、如何にも“昭和の怪人ですよ”って風貌だったが、しんご&ごろうがベースだと判明した途端、妙にスタイリッシュになってる。
てゆ~か「朝ごはん作っちゃうぞ」って、害悪でも何でもない。ゴキに至っては「痛くも痒くもね~よ、好きにしろよ」としか言えん。

「蚊っ蚊っ蚊っ!!捕まえたぞおっは~deマヨチュッチュ~!!」
「いや~~~~~っ!!!離してぇ~~~~~~~~~~っ!!!!」

遂に捕らえられ、地面に押さえつけられてしまった!!懸命に抵抗したけど、生身の女性とカイゾー人間とじゃ分が悪いにも程がある。

「蚊っ蚊っ蚊っ!!そこで座って待て!!朝ごはん作っちゃうぞおっは~deマヨチュッチュ~!!」
「やだやだ~~~~~~~~~~~~・・・・・・・・・・・って、ええ?」
「蚊っ蚊っ蚊っ!!メニューは、トーストとスープとハムエッグだおっは~deマヨチュッチュ~!!」
「あ・・・・・・ありがとう・・・・・夜だけど」

考えたら、昼に弁当を食ったきりだ。遥は抵抗を止め、チョコンと座って眺める・・・・サーモスキートは、何処からともなく材料と道具を取り出して調理を開始した。
悔しいけど、上手である。缶詰コーンを丁寧に裏ごししたり、見事な包丁さばきで生野菜を刻んだり、料理に自信ある遥よりも上なのだ。
隣でダークローチが、シクシク咽び泣きながら「暫く活動を自粛しますゴロ~」と言って座っている。こっちは見た目さえ我慢すれば耐えれるから放っておこう。
やがて朝ごはんが出来上がった・・・焼きたてトースト・淹れたてコーヒー・熱々のコーンスープ・ハムエッグ&サラダ。小鉢にフルーツのヨーグルト和え。

「あら美味しそう。いただきま~す」
「ちょっと待っ蚊!!仕上げに、これだっ!!おっは~deマヨチュッチュ~!!」
「え?」

食おうとした遥を止めて取り出したのは、1kg入り業務用サイズのマヨネーズ数本だった。嬉々として蓋を開け、「まさか」と絶句してる遥の目前で
ブチュルルルルルルルルルルルルルルルルルルルルルルルルルルルルルルルルルルルルルルルルルルルルルルルルルルルルルルルルルルルルル!!!!
ブシャアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア!!!!
ドバドバドバドバドバドバドバドバドバドバドバドバドバドバドバドバドバドバドバドバドバドバドバドバドバドバドバドバドバドバドバドバ!!!!
ビチャビチャビチャビチャビチャビチャビチャビチャビチャビチャビチャビチャビチャビチャビチャビチャビチャビチャビチャビチャ・・・・・・・・
トーストにもスープにも目玉焼きにもサラダにもフルーツにも山盛りにブッかけ、朝食と言うより“マヨネーズを盛り付けた食器の群れ”って感じにしちまいやがった。

「蚊っ蚊っ蚊っ!!さあ出来た!!どうぞ召し上がれおっは~deマヨチュッチュ~!!」
「えええええええ~~~~~~~~~~~~っ・・・・・・・」

マヨネーズは人並みに好きだけども、これでは単なるゲテモノだ。ハムエッグになら、まだ解らなくもない。サラダにマヨかけるのは至って普通・・・・
とは言っても限度がある。元の料理が全く見えなくて、単にマヨがてんこ盛りになってるだけなのだ。こんなゲテモノを喜ぶ奴など、『銀魂』の土方くらいなもんだ。
しかもコーヒーやスープやフルーツにまでマヨかけるバカが、何処の世界に居るのか。フォークを手に困りきってる遥を眺めながら、サーモスキートはチューブに残った
マヨネーズをさも美味そうにチュウチュウと吸いながら「冷めないうちに食えおっは~deマヨチュッチュ~!!」などと抜かしていやがる。血を吸われるよりはマシだけど、
頭のネジがブッ飛んでるのは変わらんようだ。所詮はカイゾー人間って事か。


―豚騎vsウツボアーマー―

元の動物以外に全く何の設定もしてなかったのに、いきなりウツボアーマーなどと言う大層な名前が付いてしまった。しかも、つよぽんが中の人らしい。
「適当に闘わせて、最後は豚騎を勝利させりゃ良いや」と思ってたけど、こうなったらウツボアーマーにも相応の見せ場を与えなきゃなあ。
ところで、どんな特殊能力にしよう?≪アーマー≫ってくらいだから、鎧に身を包んでるんだろうな。【ウツボ+アーマー+つよぽん】か・・・・

「つよぽっぽっぽ!!なかなかやるね!!だが、ここからが本当の勝負だぜ!!」
「ブヒィ~ッ!?・・・いきなりキャラも姿も変わってもうたばい!?」
「つよぽっぽ!!・・・・キャストオフっ!!」
≪キャスト・オ~フ≫

いきなり爽やか好青年みたいなキャラになったウツボアーマーが、ベルトに装着されてる≪ウツボゼクター≫のスイッチをオン!!
カシャンカシャン  全身を覆うアーマーが変形した次の瞬間、バラバラに弾け飛んで周囲の物を破壊する!!そのうち幾つかが豚騎にもヒットした!!
その速さに対応できず「ブヒィ!?」と言いながら鎧のパーツを全身に浴び、全身からバチバチと火花を散らしながらブッ倒れてしまった!!
ウツボアーマーは、重装甲を纏ったマスクドフォームから、シュッとスッキリした姿に2段変身!!・・・何もかも脱ぎ捨てて、とてもスッキリしてる!!
インモーもチンチンも、スッキリと露出している!!ついでだが、仄かに酒臭い。その名もウツボ・ゼンラーフォーム!!

「ぶ、ぶひ!?・・・・つよぽんが酔っぱらって全裸・・・
 触れちゃいけない過去に触れてるたい・・・・・・しかも、元ネタが古くて安直だぶぅ~!!」
「スッパ~!!単にネタとして≪例の一件≫だけ取り入れたと思わない事だスッパ!!
 ちゃんと運動神経の良さも受け継いでいるぞスッパ!!
 水泳・剣道・器械体操・陸上・球技・テコンドーの経験があって、バック転連続10回の記録があるスッパ!!」
「ブヒィ~・・・・如何にも『ゾルダⅢ世が大慌てでWiki見て書きました』って感じの、説明的な台詞だぶぅ~!!」

戸惑う豚騎に、ウツボ・ゼンラーフォームが「たああっ!!」っと鋭い気合いを響かせながら襲いかかる!!テコンドーっぽいパンチや、テコンドーっぽい
キックや、テコンドーっぽい膝カックンや、テコンドーっぽい黒板消し落としや、テコンドーっぽいあっち向いてホイを、目にも留まらぬ速さで繰り出した!!
スピード重視な相手とは相性が悪い!!豚騎は防戦一方になってしまい、プロテクターからバチバチと火花を散らしながら凌ぐ!!

「行くぞ!!ウツボブレードっ!!」
「ぶ、ぶひ・・・・ヤバいぶぅ~っ!!」
≪バラベント≫

剣・・・てゆ~か超合金製の竹刀を召喚する為に攻撃が途切れた隙に、豚騎は≪バラ肉のカード≫でシールドを召喚!!ウツボ・ゼンラーフォームが上段の構えで
「えいやあっ!!」「めぇ~~~んっ!!」と叫びながら矢継ぎ早に打ち込んで来るのを、どうにかこうにか防御する!!
バシ~ン!!ボヨヨ~ン!!バシ~ン!!ボヨヨ~ン!!バシ~ン!!ボヨヨ~ン!!って音が辺りに何度も木霊して、戦いは膠着状態になった。
ウツボ・ゼンラーフォームがかなりの威力とスピードで打ち込んでるんだけれども、豚騎のシールドがことごとく柔らかく包み込んで弾き返しちゃうのだ。


―ギャレンvsキノコ男―

同時進行で、こいつ等の戦いも繰り広げられている・・・・先刻とちょっと違うのは、中の人が国民的アイドルになっちゃった所為で、外見が軽く変更された事か。
先刻までは≪超人バロム1に登場したキノコルゲ≫のイメージで書き進めてたが、ふと気がついたら≪仮面ライダークウガのメ・ギノガ・デ≫みたいになっているのだ。
声にしても、さっきまで如何にも昭和怪人って感じだったのが、ふと気がついたら聴いた女性達を片っ端から虜にしそうな今風のカッコいい声をしてやがる。
「適当に闘わせて、最後はギャレンを勝利させりゃ良いや」と思ってたけど、こうなったらキノコ男にも相応の見せ場を与えなきゃなあ。国民的アイドルだもんなあ。
キノコルゲ:http://www.suruga-ya.jp/database/pics/game/g5346503.jpg
メ・ギノガ・デ:http://www.suruga-ya.jp/database/pics/game/g5346503.jpg

「うぉるあっ!!!」
「グハ・・・・・・・ちょ、待てよっ!!」
「死ねコラっ!!!」
「グッ・・・・・・ちょ、待てよっ!!」
「てゆ~か、ぶっ殺す!!!」
「いてえっ・・・・・ちょ、待てよっ!!」
「おらっ!!おらっ!!おらっ!!」
「ふぐっ・・・・ちょ、待てよっ!!」
「こん畜生めっ!!」
「ぐああっ・・・・ちょ、待てよっ!!」
「変態野郎っ!!」
「ガハアッ・・・・ちょ、待てよっ!!」
「ゲスがっ!!」
「ぐはっ・・・・ちょ、待てよっ!!」
「腐れキンタマっ!!」
「いててっ!!・・・・ちょ、待てよっ!!」

間もなく言葉のボキャブラリーが尽きたんで、ギャレンは無言で殴る蹴るの攻撃を続けた。

「・・・・・・・・・・・・」   バキッ!!
「ちょ、待てよっ!!」
「・・・・・・・・・・・・」   ズガン!!
「ちょ、待てよっ!!」
「・・・・・・・・・・・・」   ボコッ!!
「ちょ、待てよっ!!」
「・・・・・・・・・・・・」   ドカッ!!
「ちょ、待てよっ!!」
「・・・・・・・・・・・・」   ガゴン!!
「ちょ、待てよっ!!」
「・・・・・・・・・・・・」   ドゴン!!
「ちょ、待てよっ!!」

間もなく擬音のボキャブラリーまで尽きたんで、ギャレンは無言の無音で殴る蹴るの攻撃を続けた。

「・・・・・・・・・・・・」
「ちょ、待てよっ!!」
「・・・・・・・・・・・・」
「ちょ、待てよっ!!」
「・・・・・・・・・・・・」
「ちょ、待てよっ!!」
「・・・・・・・・・・・・」
「ちょ、待てよっ!!」
「・・・・・・・・・・・・」
「ちょ、待てよっ!!」
「・・・・・・・・・・・・」
「ちょ、待てよっ!!」
「・・・・・・・・・・・・」
「ちょ、待てよっ!!」
「貴様・・・・・少しは違う台詞を言えっ!!手抜きだと思われるだろうがっ!!」
「ん~~~~~っ・・・・・」
「てゆ~か、イメチェンしたら弱くなってね?」

指摘されたキノコ男は、すげ~怠そうにヒョイと“外人が良くやるヤレヤレのポーズ”で肩をすくめる。

「うん、まあ、そのぉ~・・・ぶっちゃけメ・ギノガ・デって、格闘は苦手なんだよねえ」
「・・・・・意味ねえじゃん」
「ぶっちゃけ、毒だけは超強いけどね。ぶっちゃけ、クウガを瀕死にしたけどね」
「・・・・・・・・・・・・・・・・・・!?」
「ぶっちゃけ、あきこたんは俺がもらう!!ぶっちゃけ死になっ!!」
「・・・・・やべっ」
「ぶっちゃけ、これでも喰らえっ!!」
「てゆ~か、今度は“ぶっちゃけ”ばっかり使い過ぎだっ!!」

ぶっちゃけゾルダⅢ世がキ〇〇クのドラマを全く観ていないもんだから、台詞を考えるのが大変なのである・・・・・
などと言い訳してる間に、キノコ男はフラフラ歩いて近寄って、ガバっと抱きつこうとしやがった。危険を感じたギャレンは、胸板にキックを叩き込んで怯ませる!!

「ぶっちゃけ逃げんなよぉ~」
「気色わり~から逃げるわいっ!!何故そんなに近寄る!?
 もっとこう・・・・口からブア~~~~~~~~~って吐き散らすとかしたらどうだ!!」
「ぶっちゃけ、それ無理。ぶっちゃけ、口移しで喰らわすのが流儀なんで」
「マジかよ!?見ての通り、俺は男だぞっ!!」
「ぶっちゃけジャ〇ー社長から仕込まれちゃってるんで、ぶっちゃけ男でも抵抗ないから」
「うわ~~~~~~・・・・・やっぱ、あの事務所の人達って・・・・あんまり言うと干されそうだな」
「ってゆ~ワケなんで、ぶっちゃけチューさせろ~・・・何だったら掘らせろ~っ」
「ふざけんなっ!!」
「ぶっちゃけ、ちょ、待てよ~~~~っ」
「わっ、来るな気色悪いっ!!」

ここまで何となく有利っぽく戦ってたギャレンが、一転して貞操の危機!!散々に殴る蹴るしたけども、どうやら打たれ強いらしくて効いてない!!
「ちょ、待てよ~」と走って追いかけてくるのから、ギャレンは必死で逃げる!!
 

ゾルダⅡ世・トン騎の結婚編88

 投稿者:仮面歩行者  投稿日:2017年 3月30日(木)11時47分15秒
返信・引用
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-キャバクラ萌獣-

めふぃ子さんが専用室で愛用の机に向かい、紅茶とケーキなんぞを嗜みながらファッション雑誌をパラパラと捲っていた。そして、数ページ捲ったところで、紙に穴が開きそうな鋭い視線で凝視して「う~ん」と不満げな吐息を漏らし、そしてまた別のページを捲る。やがて・・・・・・

「・・・・・・これですわめふぃ!!」

キャラに似合わず明るい声を出す。そしてポーチからスマホを出して、カイゾー班のゼットン星人ちゃんを呼び出した。
苦労の末にフカキョン拉致→ローランちゃんへの改造ミッションをクリアしたばかりで、部屋でOFFの時間をノンビリと過ごしていたゼットン星人ちゃんは、「ちぇっ」っと不満そうな顔しつつ、身支度を整える。
呼び出される理由は何となく想像が付く。めふぃ子さんには、「ローランちゃんミッション完了」の画像付き報告書を提出したが、ローランちゃんが身長16センチしか無い事は伝えていない。画像撮影時には、ローランの近くから「大きさを比較できる物」を意図的に遠ざけ、身長がバレないようにした。おそらく、ローランが‘城戸昌平攻略作戦’で使い物にならないことが発覚してしまったのだろう。
ゼットン星人ちゃんは、「怒られたらどう言い訳しようか?」と考えながら、めふぃ子さんの部屋の扉をノックする。

「お、おじゃまっton!」
「どうぞめふぃ~!」

入室したゼットン星人ちゃんに対し、めふぃ子さんは「嬉しくて仕方ない」って言わんばかりのニコニコ笑顔を向け、「まぁまぁ、こっちめふぃ」とソファーを勧め、続いて紅茶とケーキを運んでくる。出会い頭に怒鳴られる思っていたが、想像と違う態度なんで、ゼットン星人ちゃんは軽く戸惑ってしまった・・・が、机の上に開かれたファッション雑誌を見せられながら説明を聞いたら、「怒られる」的な不安は徐々に薄らいでいった。

「あら、綺麗な地球娘っton!」
「彼女なら問題ないめふぃ?
 城戸昌平攻略の仕上げ・・・≪メガトン怪獣スカイドンちゃん≫のベースとして」
「ルックスもスタイルも問題ないっとんっ!!・・・特徴からして、またまた日本人っton?」
「そうよめふぃ。アヤセハルカって言う日本で大人気の女優めふぃ。ルックスは見ての通りめふぃ。
 身長165cm。スリーサイズB88(Fカップ)W61H91。
 ・・・フカキョンちゃんを上回る素晴らしい体型めふぃ!
 『セイレーのモリビト』ってファンタジー作品の主演めふぃ」
「見た目やキャリアには、非の打ちどころ無いっton・・・“あっちの方”は、大丈夫っton?」
「フカキョンほどではないけど、それなりに満足の出来そうな経歴めふぃ・・・
 今まで噂になった男達は、山○孝之、櫻井○、西島○俊、大○たかお、佐○健、松坂○李etc.
 一部では≪共演者キラー≫と言われてるめふぃ!!
 スカイドンちゃんには、ローランちゃんほど《ヤリマン》気質は求めていないめふぃ!
 淫乱ぶりより、片乳で10万トンずつ、両乳で20万トンの超重量を支えるだけのキャパが重要めふぃ!」
「なるほどっton!それならば、アヤセハルカはピッタリっton!
 交際相手にヨシヒコ、電王、シンケンレッドが居るってのも高ポイントっton」

ゼットン星人ちゃんも満面の笑顔になり、どちらからともなく紅茶で乾杯して喜びを分かち合う。そして、改めて、‘城戸昌平攻略作戦’の確認をした。

☆城戸昌平攻略作戦☆
①ヒッポリンちゃんの【ピンポイントブロンズ化作戦】で、城戸昌平のイチモツを使えなくする。
②ローランちゃんの美貌とテクニックで、完膚なきまで骨抜きにする。
③骨抜きにしたところで、すかいどんを差し向ける・・・
 最重要ポイントは、女性が上になる体位またはシックスナインをする事。



~~~①ヒッポリンちゃんvsマッスル昌平(めふぃ子さんのイメージ)~~~~~~~~

ヒッポリトは、決して弱い部類ではない。ウルトラ兄弟をピンチに陥れた数少ない怪獣の1人。ウルトラ怪獣の中では、トップクラスの実力者になるだろう。
だが、バルたん&餅村アカリロン&ゴモラ&レットキング&キングジョー&マグマ星人&2代目メフィを瞬殺(昇天)させたうえで、ゼッちゃんと互角の激突をした城戸昌平が相手では、勝率はほぼ0とても言っても過言ではない。間違いなく押し倒されて、城戸昌平の得意な体位に持ち込まれ、ヒッポリンちゃんが最も感応してしまうポイントを突かれまくり、いっぱい潮を吹いて、ホワイトアウトをさせられると考えて良いだろう。

しかし・・・その全てが想定済みである。むしろ、感応しすぎる事が重要だ!ヒッポリンちゃんは愛液をヒッポリトタールに変化をさせることが出来る。逝きまくれば逝きまくるほど、ヒッポリンちゃんに挿入されたマッスルチンポをブロンズ化させることが出来るのだ。ヒッポリンちゃんが屈服をした瞬間に、城戸昌平はイチモツの硬度調整機能を奪われるのである。

「ふぅん!ふぅん!ふぅん!ふぅん!ふぅん!ふぅん!」
「あっっ!あっっ!・・・ダメひっぽぉぉぉっっっっっ!!!」
「ふぬぅぅぅぅっっ!!?我がチンポがブロンズ像にっっ!!?なんてことだぁっっっっ!!!」

めふぃ子の脳裏には、チンポが勃ったままブロンズ化して動揺する城戸昌平の姿がクッキリとイメージされる。


~~~②深キョーランvsマッスル昌平(めふぃ子さんのイメージ)~~~~~~~~

流石の城戸昌平でも、自慢のイチモツがブロンズ化したら、動揺を隠せなくなるだろう。そこで容赦なく、2手目の攻撃を投入する。パッと見た印象では癒し系なのに、実はガッツリ肉食系な深キョーランの出番だ。彼女は怪獣としての攻撃力はあまり期待は出来ない。しかし、異星人(マグマ星人)をストーカー的に狂わせるローランの魅力と、実は床上手でお持ち帰り女優のフカキョンを合成した深キョーランを前にしたら、城戸昌平はどう動くか?言うまでもなく、ブロンズチンポを酷使してくるに決まっている。
いくら深キョーランが性行為に特化した萌獣でも、城戸昌平が相手では、一方的な勝ちを収めることは出来ない。しかし、床上手な彼女は、そのプライドに掛けて、城戸昌平を満足させるだろう。ましてや、城戸昌平のチンポは、ブロンズ化をして勃ちっぱなしなのだ。深キョーランと城戸昌平の戦い(性行為)に、休憩時間などと言う無駄な時間は存在しない。

「ひぃぃぃぃ!!いぐぅぅぅぅ!!」
「ふぬぅぅぅぅっっっっ!!!拙者も、これ以上は無理でありマッスルゥゥゥっっ!!」

深キョーランは再起不能なくらいに壊れちゃうだろう。だが同時に、城戸昌平も満足の臨界点を越えて果てる。めふぃ子の脳裏には、2人の肉弾戦は、ほぼ、相打ち(昌平の辛勝)になるとイメージされる。


~~~③アヤセすかいどんvsマッスル昌平(めふぃ子さんのイメージ)~~~~~~~~

間髪入れずに3手目の投入。呆け気味の表情で大の字になって寝転がっている城戸昌平の眼前に、B88・Fカップのアヤセすかいどんが出現する。果てた直後の城戸昌平は、立ち上がる動作が遅れてしまう(チンポは勃ち上がったままだが)。先手必勝で、城戸昌平が立ち上がる前(チンポは勃ち上がったままだが)に、アヤセすかいどんが城戸昌平の股間を跨いで覆い被さる。
据え膳食わぬは何とやら・・・城戸昌平は、自ら跨がってきたアヤセすかいどんを「好都合」とばかりに、両手でB88を鷲掴みにして、早速上下運動を開始するだろう。
アヤセすかいどんの乳房には、20万トンの超重量が仕込んである。揉みまくるたびに、城戸昌平の手首は20万トンの重みによってダメージを受け、上下運動をするたびに城戸昌平の腰は20万トンの負荷に悲鳴を上げる。それほどの超重量を15分も愛で続けたらどうなるか?答えは簡単である。射精を終えた頃には、城戸昌平の腕と腰は完全に破壊をされている。しかも、逝きまくったアヤセすかいどんが、B88・Fカップ・20万トンの乳で、城戸昌平の顔面を挟むように卒倒すれば・・・城戸昌平は、手も腰も足も、そして顔も満足に動かせなくなる。

「あっはぁぁぁぁ~~~~~~~~~~~~~~~ん!」
「ふぬおぉぉぉぉぉぉっっっっっっ!!!ど、退いてくれでありマッスル!!」
「無理ぃ~~~~・・・凄すぎて、もう動けない~~~~」

肢体が封じられた城戸昌平だが、ブロンズ化したチンポだけは勃ったままである。無抵抗のまま、捕獲され、萌獣達の巣窟に連行され、薬漬けで干物になるまで支配され続ける。
めふぃ子の脳裏には、3枚看板の連続投入によって、城戸昌平が完全に屈服する姿がイメージされる。


~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~


「流石の城戸昌平でも、20万トンの乳に乗られたら、動くことなんて不可能めふぃ!」
「カイゾー担当の腕が鳴るっtonね!
 じゃ、さっそく、アヤセハルカの拉致に行ってくるっton!
 拉致実行メンバーは、また、もえっクスネスト組から選んだ方が良いっton?」
「う~~~~ん・・・前回は、あまり人員を割かなかった所為で、
 ゼットン星人ちゃんとツインちゃんに、想定外の苦労をさせちゃっためふぃ!
 だから今回は、作戦が円滑に進むように、ゼットン星人ちゃんにお任せするめふぃよ!」
「サンキューっton!じゃ、とりあえず、試運転を兼ねてローランちゃんは連れて行くとして・・・
 あとは、私の方で、テキトーに見繕って連れて行くねっton!」
「お願いしますめふぃ!」

ゼットン星人ちゃんは紅茶の残りを飲み干してケーキを頬張ると、笑顔で手を振ってめふぃ子さん専用室を
後にする・・・・
間もなく格納庫の方からヒュイ~ンヒュイ~ンって音が聴こえ、窓から外へ目を向けたらゼットン星人ちゃん専用UFO(新型)が垂直上昇の後に飛び去るのが見えた。

ちなみに、ゼットン星人ちゃんが「ローランちゃんの試運転」と名指しでご指名をしたのは、めふぃ子さんにローランちゃんの大きさがバレるのを恐れたからである。
ゼットン星人ちゃんは、職人気質で、指示された仕事を指示以上の出来映えで完成させる能力には優れている・・・が、前回のフカキョン拉致作戦で浮き彫りになった通り、ミスを上司に報告できず、だからと言って好転させる才覚もなく、隠蔽したがるクセがあり、収拾が付かなくなってから、ようやく上司が助け船を出す。・・・指揮官として、現場を統率し、臨機応変に作戦を組み替える能力は極端に低い子なのだ。



-幕末・会津(大河ドラマ・八重の桜の世界)-

1868年秋、会津藩の人々は、鶴ヶ城に籠城をしていた。彼等は、逆賊の汚名を着せられ、薩摩・長州・土佐からなる新政府軍に囲まれていたのである。
藩主・松平容保(中の人・ スパイダーオルフェノク)の元、家老・西郷頼母(中の人・猪八戒)、山川浩(中の人・ガオシルバー)、川崎尚之助(中の人・シンゴジラの主人公)などの精鋭が集っている。そして、その中に、日向左衛門の次女・日向ユキ(実写版ガッチャマンのヒロイン)や、神保雪(仮面ライダー響鬼の妖姫)や、会津藩砲術師範・山本家の長女・川崎八重(アヤセハルカ)の姿もあった。

対する新政府軍は、西郷隆盛(中の人・仮面ライダースカル)とか、桂小五郎(中の人・仮面ライダー3号)とか、そんな感じの人達がリーダーをしている。

同時代には、松平春嶽(スカイライダー)とか、徳川慶篤(ウルトラマンコスモス)も居るけど、残念ながら、この戦いには参加をしていない。

ちなみに、八重(アヤセハルカ)が仮面ライダークウガと再婚したり、平成本郷猛を教え子したり、兄嫁が仮面ライダービーストと浮気をしたりするのは、まだ先の話である。

春くらいから始まった会津戦争は、夏くらいまでは福島県全域で衝突を繰り返していたが、武力で劣る会津藩は各地で劣勢を強いられ、撤退を重ね、秋くらいになる頃には、城下町を包囲されていた。白虎隊とかの悲劇とかもあったし、黒木メイサが演じた役や、仮面ライダー響鬼の妖姫役の人も戦死した。

会津藩士達は、「もう少し持ち堪えれば雪が降る」「雪に慣れない新政府軍を押し返せる」と、冬に成るまで籠城をして時間を稼ぐつもりだった。


鶴ヶ城天守閣の屋根の上に、ゼットン星人ちゃん、バードンちゃん、ガッツ星人ちゃん、深ローランちゃん、水瓶超獣アクマリナス(アクエリウス+カザママリナ)、目つぶし星人コノミタン(カタン星人+アマガイコノミ)・・・純血萌獣3人と、カイゾー萌獣3人、カイゾー後の試運転を兼ねて、計6人の萌獣が立ち並ぶ。
http://new.picfit.jp/fitter/m78/material/ts_image/ts3f813f567c28449-002.jpg?size=50pw©right=yes
http://blog-001.west.edge.storage-yahoo.jp/res/blog-7d-32/zascojp/folder/166548/36/12210736/img_3?1409016042

・・・とは言っても、
水瓶超獣アクマリナスは、珊瑚みたいな角が生えてる以外は、マリナがロングヘアを前に流して、左肩にコサージュを付けて、古代ギリシャ人っぽい服を着ただけ。
目つぶし星人コノミタンは、パンツ一丁で、肋骨みたいなプロテクターを装着(乳の凸先はどの角度から見てもキチンと隠れている)しているだけ。
深ローランちゃんは、身長16センチってのもあって、怪獣ってよりも、羽の生えた妖精さん。まぁ、これはこれで一定の需要はあるだろうけど。

地上では、数えきれないくらいの会津藩士や新政府軍が、ウジャウジャと虫のように動き回っているが、そんなゴミには一斉興味が湧かない。目的は、虫のような兵士達に混ざって戦っているアヤセハルカを見付けて拉致する事のみ。



-そ・し・て-

「・・・・で、アヤセを探している途中で、この娘に『自分を使え』と猛アピールをされて、
 断り切れずに連れて来ちゃっためふぃ?」
「う・・・うん。ゴリ押しに負けちゃったton・・・。」
「キュィィッ!‘アヤ’は‘アヤ’なんだけどねぇ・・・。
 ‘アヤセ’じゃなくて‘アヤメ’を連れて来ちゃったドン。」
「余計なのを連れて来ちゃったのは仕方がないとして、肝心の‘アヤセ’は、どうしためふぃ?」
「‘アヤメ’が、『私が居るんだから‘アヤセ’はいらないでしょ!』とあまりにもゴリ押ししてくるもんで、
 気持ち的にも行動的にも、余裕が無くなって、捜索を断念しちゃったガッツ。」
「しかも、水瓶超獣アクマリナス(カザママリナ)、目つぶし星人コノミタン(アマガイコノミ)は、
 ロクに活躍もしないうちに、流れ弾が当たって戦死して、会津に放置したまま、
 ‘アヤセ’ではなく、‘アヤメ’だけ連れて、慌てて撤退してきためふぃね。
 さすがはガッツちゃん・・・。
 相変わらず、チョットした想定外で、すぐにイッパイイッパイになっちゃうめふぃね。」
「ねぇ、めふぃ子さん。想定外の拉致だけど、見た目的には、それなりだし、
 この際‘アヤセ’じゃなくて‘アヤメ’を、すかいどんにカイゾーすれば良いんじゃないっton?」
「身長162センチ、B77-W58-H84・・・
 残念ながら、こんなにスレンダーじゃ、両乳に20万トンを仕込むことは不可能めふぃよわ。
 私達の最先端のカイゾー技術を駆使しても、両乳で2キログラム増量が限界めふぃね。」

両腕を組んで大きな溜息をつくめふぃ子さん。幕末会津遠征の報告をしたゼットン星人ちゃん&バードンちゃん&ガッツ星人ちゃんは、恥ずかしそうにうつむいている。
そして、4人が囲むベッドで、麻酔によって横たわって昏睡している素体は、決して‘アヤセ’と比べて見劣りするわけではないのだが、スタイル的には‘アヤセ’と比べて15ランクぐらい格下である。ついでに言うと、霧島美穂と同レベルか、頑張って見栄を張っても1ランク上程度。

しかも、予定してたのと違う娘を拉致する代償に、水瓶超獣アクマリナス&目つぶし星人コノミタンを失った。‘伊達昌平対策’の役に立ちそうもない素体の為に、随分と高い支払をしてしまった。

ゴーキリアヤメ。所属事務所ゴリ押しの彼女を、どう改造して、どう活躍させれば良いのか?
彼女が所属するオ○カーには、上○彩とか、甲○まり恵(オーズの主要人物)とか、菊○怜とか、橋本○ナミとか、西銘○(仮面ライダーゴースト)とか、金子○(ガオレッド)とか、森○晃嗣とか、村上弘○とか、結構有名人が居るから、ゴリ押し中のゴーキリに邪見な扱いをして、事務所を敵に回すのは避けたい。

めふぃ子さんは、頭を抱える事しか出来なかった。
そして、実は、この組織(萌獣軍団)には、めふぃ子とゼット姉以外に使える人材は居ない・・・かもしれない。頭が良いはずのめふぃ子だが、まだその、スッゲ~重要な事実には、全く気付いていなかった。

スパイダーオルフェノクとか、猪八戒とか、ガオシルバーとか、シンゴジラの主人公とか、仮面ライダースカルとか、仮面ライダー3号とか、スカイライダーとか、ウルトラマンコスモスとか、仮面ライダークウガとか、平成本郷猛とか、仮面ライダービースト等々、長文な展開を考えるには申し分のない豪華な出演者の‘八重の桜’の世界だったが、誰1人登場せず、それどころかアヤセに接触することすら出来ず、ぱちもん(?)を掴まされて、そのシーンは終わってしまったのである。
 

ゾルダⅡ世・トン騎の結婚編87の裏側

 投稿者:仮面歩行者  投稿日:2017年 3月 8日(水)16時06分33秒
返信・引用 編集済
  -仏4号宅付近-

龍山剛太郎は、家を失った住人達への、うどんの配給を続けながら、ふと空を見上げた。何故だろう?この世界の何処かで、「自分を必要としている誰か」がいるような気がする。今この場で、うどんをもらう為に列を作っている人々だって、間違いなく剛太郎のことを必要としている。だがそれとは別に、もっと違う形で、剛太郎は見えない力に呼ばれているような錯覚に陥る。

「どうしたんすか?オヤッサン?」
「ん?・・・あぁ・・・すまんな。チョット、考え事をな。」

剛太郎は、息子(ホントの息子じゃなくて従業員)の1人に呼ばれて我に返る。そして、止まっていた手を動かして、器にうどんの汁を入れる作業を続ける。
この「誰かが自分を必要としている」感覚には覚えがある。可愛い息子達(ホントの息子じゃなくて従業員)の中でも、出来の悪い息子達(ホントの息子じゃなくて従業員)と初めて会う時、決まって、剛太郎は「この妙なプレッシャー」を感じるのだ。
自分を必要としている者達が居る。しかし彼等は決まって、誰も信じられない眼をして、行き場のない焦燥感を暴力に替えて、弱者に間違った力を誇示していた。剛太郎は、社会に馴染めない不良達に対して、親身になって指導をした。そして、やがて彼等は、人を信じることが出来る眼をした若者達に更生をされていく。

だが・・・志半ばで更生まで導いてやることが出来なかった心残りが6つ有った。歌舞伎町のSM●Pと呼ばれ、イケメンだが強面で、暴力でしか自分をアピールできなかった若者達。
中蚯蚓正広(なかきゅういん まさひろ・通称ナキュイくん)、木野子拓哉(きのこ たくや・通称キノタク)、稲垣吾輝郎(いながき ごきろう・通称ごきろーちゃん)、草彅靫志(くさなぎ うつぼし・通称つぼポン)、蚊取真吾(かとり しんご・通称しんご)、蛞蝓且行(なめくじり かつゆき・通称なりくん)。

  ♪N●.○にならなくてもいい♪もともと特別な●nly ●ne

あと少しで、彼等は、剛太郎に心を開くはずだった。彼等は、徐々に剛太郎を信頼するようになり、無意識だが、少しずつ心を入れ替え、行動を改めるようになっていた。
幼児が木の枝に風船を引っかけちゃったのを取ってあげたり、バスでお年寄りに席を譲ったり、車内ではスマホの電源を切ったり、高いとこに登ったきり降りれなくてニャアニャア鳴いてた仔猫を助けたり・・・彼等なりに不慣れな善意を行うようになっていた。
だが、それまで悪のレッテルを貼られていた彼等では、周りからはなかなか理解されず、風船を取ってあげたガキには泣かれ、席を譲ったお年寄りは心臓マヒでブッ倒れ、助けた仔猫は目を吊り上げて「フギャアア!!!」と引っ掛かれ・・・その度に苛立ちを募らせて周囲に八つ当たりをして、その度に剛太郎が彼等の怒りを受け止め「敵ばかりではない、味方もいる」と諭してきた。

  ♪それなのに僕ら人間は♪どうしてこうも比べたがる?
  ♪○人○人違うのにその中で♪○番になりたがる?

しかし、彼等の眼に魂の光りを灯してやる直前で、剛太郎が、謎の怪物に襲われて他界をしてしまったのだ。
その後、彼等がどうなったのかは知らない。

彼等は、更生の寸前で恩師を失った反動で、自暴自棄になり、死んだら地獄行きなんぞは覚悟の上で、組織のスカウト受けて忠誠を誓って、カイゾー手術で怪人になって悪事に手を染めた事など、剛太郎は知らない。
彼等が、仮面ライダーに蹴っ飛ばされたり、仮面ライダーにブン殴られたり、仮面ライダーに切り裂かれたりで死んで、一度は地獄に堕ちたことなど、剛太郎は知らない。
彼等は、地獄の辛さはを噛み締めながら、己の心の弱さを嘆き、自分達とは別の世界(極楽)に行ったであろう剛太郎に心から詫びた。

  ♪そうさ 僕らは♪世界に○つだけの鼻♪○人○人違う種を持つ
  ♪その鼻を裂かせることだけに♪○生懸命になればいい

そんなある日、いきなり閻魔大王に呼び出されて「おめ~等、地獄もう良いから現世に帰れ」と言われて、仲間達と手を取り合って喜んだんだけど、蘇った数分後には、アプラサールに踏み潰されて死んでしまった。そして何故か知らんが、今度は極楽へ召された。・・・だが、この偶然の引力を、剛太郎は知らない。

  ♪小さい鼻や大きな鼻♪○つとして同じものはないから
  ♪N●.○にならなくてもいい♪もともと特別な●nly ●ne

6人のはぐれ怪人!
Six シックス・・・S
Another アナザー・・・A(チョット無理があるけど)
Monster  モンスター・・・M
People ピープル・・・P
後世の人々は、彼等をこう呼んだ!・・・SAMP(サマップ)!!

今の展開とあんまり関係無いけど
参考①http://tn-skr4.smilevideo.jp/smile?i=26781755.L
参考②http://stat.ameba.jp/user_images/20100819/21/wbx0327/34/79/j/t02200149_0230015610702703251.jpg
参考③https://iwiz-chie.c.yimg.jp/im_siggRUSWlOr8dcITjUphad2STg---x320-y320-exp5m-n1/d/iwiz-chie/que-1177910131
参考④http://www.loftwork.com/lw-content/users/3135/d94b9ce700c44b74aed00b7d3df0bb43.jpg

参考⑤https://loopit.in/photo/645WbnpzFsg:hq/default.jpg
参考⑥http://stat.ameba.jp/user_images/20160505/21/sibur-000/04/c0/p/t02200168_0340026013638027961.png
参考⑦http://blogimg.goo.ne.jp/user_image/7f/29/81f549d4c9d360e8a5e6f52f4de47c8b.jpg


今更、SM●P!?話題が一年遅いよ!とか、
ナカイ君がミミズ役で、きむたくがキノコ役で、ごろうがゴキちゃん役で、つよぽんがウツボ役で、しんごが蚊役で、モリくんがなめくじ役って、どんだけ豪勢な「どうせ使い捨てキャラ」なんだよ!?とか、
モリくんの名前は無理がありすぎる!とか、
ソイツ等にキャラ設定しちゃったら、続きの話が作りにくくなる!とか、
挿入歌が場違い!とか・・・そ~ゆ~の言うな!!

ロイヤルアースワーム、キノコ男、ダークローチ、ウツボアーマー、サーモスキート、デモンスラッグ。
剛太郎は、彼等が、血も涙もない非情の海賊団に、一方的に戦いを挑まれてしまった事をまだ知らない。
 

ゾルダⅡ世・トン騎の結婚編87

 投稿者:ゾルダⅢ世  投稿日:2017年 3月 7日(火)20時26分15秒
返信・引用
  > No.800[元記事へ]

―赤髪海賊団アジト(マンション)の正面玄関―

何男だか何ザウルスだか知らんが、騒動から逃れた怪人が6匹ばかり。玄関前でウンコ座りして、ジュース飲んで一服してた。
どうせ使い捨てキャラだけども、便宜上【はぐれ怪人ズ】と呼称して、奴等の事情を軽く説明しとこう・・・・・・・
元は悪人である。死んだら地獄行きなんぞは覚悟の上で、組織のスカウト受けて忠誠を誓って、カイゾー手術で怪人になって悪事に手を染めた。
そして仮面ライダーに蹴っ飛ばされたり、仮面ライダーにブン殴られたり、仮面ライダーに切り裂かれたりで死んで、一度は地獄に堕ちた。
トドメの必殺技は、死ぬほど痛かった。そして何より、地獄の辛さは想像以上だった。悪事に手を染めた事を深く後悔した。
そんなある日、いきなり閻魔大王に呼び出されて「おめ~等、地獄もう良いから現世に帰れ」と言われて、仲間達と手を取り合って喜んだ。
だが何たる事か。せっかく蘇ったのに、アプラサールに踏み潰されて死んでしまった。そして何故か知らんが、今度は極楽へ召された。

「せっかく極楽に来たなら、これからは平穏に暮らそう蚊」
「うん、そうだナメクジ」

そう思ってたのに、またもや何たる事か。極楽にも仮面ライダー達が来ていて、問答無用でどつき回されてしまったではないか。
何が悲しくて、極楽に来てまで負け戦などしなきゃならんのだバカバカしい。てゆ~か、自分達は平穏に暮らしたいのだ。悪事は卒業したのだ。
もう幼稚園バスをジャックしたり、幼稚園児を拉致ったり洗脳したり、夜道で女性を襲って血を吸ったり、そんな事する気は毛ほども湧かない。
彼等は、そんな穏健派の怪人達なのである。

「おいおい、冗談だろミミズ」
「やってらんね~っ。バックレようぜゴッキー」
「そうだな、これからは平和に暮らしたいウツボ」

コッソリと戦いの場を後にし、「とりあえず静かなとこへ行こう」と出発した。途中、幼児が木の枝に風船を引っかけちゃったのを取ってあげたり、
バスでお年寄りに席を譲ったり、車内ではスマホの電源を切ったり、高いとこに登ったきり降りれなくてニャアニャア鳴いてた仔猫を助けたりetc.
良い事を、いっぱいやった。そしてちょっと疲れちゃったんで、スマホで最寄りのミニストップを探して肉まんとジュースと煙草を買い求め、
「ここでいいか」と座り込んだのがマンションの玄関前だった。ちなみに何故わざわざミニストップにしたかと言うと、怪人の1匹がシイタケ嫌いで
・・・嫌いと言うかキノコの怪人だから、共食いみたいで嫌で「俺はミニストップの肉まんしか食えないノコ」と言い張ったからである。

「ちょっと、あんた達っ!!!」

談笑して寛いでたら・・・ドクロマークの旗と【レッド・フォース号】と書かれた幟を立てて、リヤカーを引っ張った変なバイクが現れた。
そしてタンデムから男装の女性が飛び降りると、腰巻に挿した拳銃(モデルガン)に手をかけながらキッと鋭い眼差しで、怪人共にツカツカ歩み寄って来る。

「あ、邪魔っす蚊?」
「すいません、直ぐ退きますゴッキー」
「見かけない顔だけど、何処の海賊団よっ!?」
「か、海賊ぅ~!?」×6
「ここが四皇・赤髪海賊団の縄張りと知っての狼藉かしら!?いい度胸じゃないっ!!」

ちょっと何を言われてるのか解らなくて、はぐれ怪人ズは互いに見合いながら首を傾げるばかり。それを「舐められてる」と受け取ったらしい女性は、
ますます険しい顔つきで連れの3人に手招きした。呼ばれた3人はと言うと、如何にもやる気なさそうに渋々とレッド・フォース号(?)から降りてくる。

「野郎共っ!!戦争だあ~~~っ!!」
「おいおい遥・・・」
「遥じゃないっ!!ベックマンっ!!」
「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」
「ブヒィ・・・あちらさん、争う気は無さそうだぶぅ?」
「余所者が縄張りで寛いでんのよっ!!屈辱じゃないのっ!?赤髪海賊団の名が廃るじゃないっ!!
 てゆ~かルウ!!あんたは常に骨付き肉を食べてなさいって言ったでしょっ!!何で休んでんのよっ!?」
「ぶひぃ~・・・さっきから、かれこれ2kgは食べたばい。お腹いっぱいだぶぅ~」

反論しつつ、大きなゲップを吐く。言われて直ぐの時は「おいどんにピッタリな役柄ばい」と喜んでたけれども。さすがに腹一杯だし飽きる。

「口ごたえすんなあっ!!さっさと、肉を食べながら戦いなさいっ!!」
「ぶひぃ・・・」
[ヤソップも、ボサッとしない!!狙撃手でしょうよ!!敵と遭遇したら、問答無用で眉間をブチ抜きなさいっ!!」
「そんな無茶苦茶なっ!!・・・橘です」
「しょう・・・じゃなくてシャンクス!!」
「ん?・・・・・あ、俺か」
「他に誰がいるの!貴方の名を冠した海賊団じゃない!」
「・・・・・う~ん」
「早く戦いの指示をしてよっ!!」

怪人と言えど、別に何か被害をこうむったワケでもない。それに戦う気ゼロで「直ぐに去ります」と言ってる相手を、問答無用で叩きのめすのは気が向かん。
だが遥が引っ込んでくれない。伊達は渋々ながら、変身アイテムを取り出すべく股間に手を突っ込んで・・・・・

「いけねっ!ベルトが洗濯機の中だっ!」

さすがの伊達でも生身で怪人相手は分が悪い。少しは闘えるだろうけど、所詮は“ちょっと強い人間”である。生身で無双できるのは、美女だけなのだ。
え?「いつも裸にフンドシ一丁で戦ってるじゃないか」だって?あれは、ちゃんと変身してる状態だ!!その証拠に、マスクを被ってるだろう!!
あれは、変身したヒーローのフォームチェンジした姿だ!!生身ではないのだ!!納得しろ!!
シャンクス(伊達)がオタオタしてる間にラッキー・ルウ(デブ)とヤソップ(橘)が、それぞれの変身アイテムを取り出して構えた。
ヤソップ(橘)がギャレンバックルを腰に当てたら、トランプのカードを模したベルトがシュルシュルと伸びて装着される。そしてクワガタムシが描かれた
ダイヤのエースのカードをセットして、横に付いたレバーをカシャンと引いた。

「変身っ!!」
≪ターン・アップ!チェンジ・スタッグ!≫

ベルトから飛び出したエネルギーが、前方の空間に巨大なトランプカードを形成する。そこへ飛び込んで、瞬時に仮面ライダーギャレンに変身した!!
その隣にいたラッキー・ルウ(デブ)が、はぐれ怪人ズに「ちょっと通してくれんかのう」と言いながらズンズン歩いて正面玄関のガラス戸の前に立って、
カードデッキを突き出した。短パンとトランクスがストンと落ちて素っ裸になった下半身に、ガラスから飛び出した変身まわしが巻き付く。

「変身・・・・どすこ~いっ!!」

カードデッキを挿し込んでマスクとスーツを召喚して、仮面ライダー豚騎に変身した!!並び立って構える、豚騎とギャレン!!
こんな展開になっちゃうと、はぐれ怪人ズも『受けて立つ』って選択肢しか無くなってしまう・・・上で「良い事を、いっぱいやった」と書いたが、実際は酷かった。
風船を取ってあげたガキには泣かれ、席を譲ったお年寄りは心臓マヒでブッ倒れ、助けた仔猫は目を吊り上げて「フギャアア!!!」と引っ掻きやがった。
挙句の果てにミニストップへ買い物に行ったら、店員達が「ひいいっ!」「命だけは!」と泣きながら、勝手に両手を上げて壁にへばりついて小便を漏らす始末。
仕方ないから自分達で商品をビニール袋に詰め、代金をレジに置いて「あの~、お釣りは結構です」と気まずそうに言い残して、スタコラと逃げるように店を出たのだった。

「くっ・・・奴等まで、仮面ライダーだったの蚊」
「何処へ行っても嫌われる。そして仮面ライダーが現れるナメクジ」
「所詮、俺達はカイゾー人間なのだウツボ」
「平穏な暮らしなど、夢のまた夢ミミズ」
「戦うしかないゴッキー」
「そうと決まったら、迷う事ないノコ」

双方が全く乗り気じゃないのに、なりきりバカ女が引かない所為で戦うハメになってしまった。書いてたら、はぐれ怪人ズが可哀想になってしまった。
でもまあ、所詮は怪人。ヒーロー達にやっつけられて何ぼな存在である。いったん闘争本能に火がついちゃったら、後はもう必殺技を喰らうまで止まる事は無いのだ。
「蚊っ蚊っ蚊」「ナメナメ~」「ウツボ~」「ニョロ~」「ゴキゴキ」「キノコ~ノ~コノコゲンキノコ~」と、不気味な唸り声を上げながら赤髪海賊団(?)に迫る!!

「美味そうなブタだウツボ!!餌にしてくれるウツボ~!!」
「何のおっ!!どすこ~いっ!!」

ウツボ雑魚が、巨大な口をカッと開いて豚騎に迫る!!落ち着いて取り組んで動きを見切った豚騎は、その上顎と下顎をガッチリ押さえつけて噛みつきを封じた!!
そのまま【火事場のブタ力】を発揮。「どすこいっ!!どすこいっ!!」とグイグイ押して、マンションの壁に叩きつける!!【豚スメル】の同時攻撃も忘れない!!

「憎き天野〇成めっ!!ここで会ったが100年目ノコノコゲンキノコ!!」
「ここで本名を出すんじゃない!!・・・貴様とは初対面だっ!!恨まれる筋合いはないっ!!」
「黙れ!!俺の大好きな、雛形あ〇こたんを独り占めにした憎い奴ノコノコゲンキノコ!!」
「貴様・・・・・・・嫁のファンか?」

油断なく構えてジリジリ動きながら、不毛な会話が続く!!

「写真集は、どれも実用と保管用で10冊ずつ買った!!実用の9冊は、全てガビガビだっ!!
 VHSは、お気に入りのシーンで抜いては巻き戻してたら、そこだけテープが伸びてしまった!!」
「思春期男子かっ!!」
「1つ良い事を教えてやろうノコノコゲンキノコ・・・
 写真集発売記念イベントに参加した時、ザーメンかけたベトベトの手で握手してやったノコノコゲンキノコ!!」
「・・・・ただの危ない奴じゃねえか!!てゆ~か、人の嫁に何してやがる変態っ!!」
「それほど好きだったノコノコゲンキノコ!!だが貴様は・・・・・
 いけしゃあしゃあと入籍して、水着で隠された色んな場所を好き放題に・・・許さんノコノコゲンキノコ!!」
「許さないのは俺の方だ、変態チンポっ!!」
「チンポ言うな!!キノコ男だノコノコゲンキノコっ!!」

激突!!キノコ男が口から毒入り胞子を吐き散らかし、ギャレンは巧みなフットワークで避けつつ間合いを詰めて、まずはキックやパンチを叩き込む!!
殴ったり殴られたり、蹴ったり蹴られたり。一進一退の攻防が続く・・・・・・・・・・そして残りの4匹は、変身不能な伊達と変身要員ですらない遥に迫る!!

「くっ・・・拙いなっ!!」
「何よ、こんな雑魚!!シャンクスでしょっ!!」
「いや『シャンクスでしょ』とか言われても・・・真似てるだけで、何にも知らないぞ?」
「今までの出番を見たとこ、シャンクスは剣士よ!!」
「・・・・剣士ねえ・・・」

腰巻きに挿してある刀は、外国人観光客が子供への土産に買ってそうなプラスチックのショボい玩具刀。どう頑張っても、せいぜい豆腐くらいしか斬れそうにない。

「鷹の目ミホークとの戦いは伝説となってるし、大将サカズキのマグマパンチを刀で受け止めるし、
 白ひげと鍔迫り合いしたら天が割れる!!シャンクスは、そのくらいの剣士なの!!」
「無茶を言うんじゃないっ!!」
「てゆ~か、あんな雑魚なら【覇気】の一発で気絶しちゃうわよ!!戦うまでもないわ!!」
「ますます無茶だよっ!!」
「プィ~~~~~~~~~~~~~ン・・・血ぃ吸うたろ蚊~~~~~」
「なめなめくじくじ、なめくじくじ・・・塩ふっちゃ嫌よ~~~」
「ミミズ~」
「ゴキ~」
「わっ!!来たっ!!」
「ひゃああっ!!反撃、反撃っ!!!」
「くっ、こうなりゃヤケクソだ!!でえええええええええええいっ!!!!」

腹の底から絞り出す勢いで吼えながら、ばっちり体重乗った鋭い蹴りを放った!!だがしかし・・・・・ぬるっ。
受け止めたナメクジ怪人のヌメヌメした身体は、伊達の蹴りをツルリと滑らせて受け流してしまう!!焦って手刀やパンチを繰り出すが、結果は同じだった!!

「なめなめくじくじ、なめくじくじ・・・俺の身体に、打撃は効かん!!」
「ミミズ~・・・・・ちなみに、俺様の身体も同じくだ!!」
「くっ・・・・厄介な・・・」

困った、どう戦おう?巧い具合に攻撃を捌きつつ部屋へ戻り、洗濯機から適当な変身アイテムを取り出すしかないか・・・・・う~ん、かなり難しそうだ。
ナメクジ雑魚がヌメヌメした液体を口から吹き付けたり、ミミズ雑魚がヌメヌメした自分の分身をブーメランみたいに投げてきたりするのを必死で避けつつ、
伊達は対抗手段を考える。そして蚊の雑魚とゴキブリの雑魚は、2匹がかりで遥に迫ってる!!

「プィ~~~~~~~~~~~~~ン・・・お嬢さんの血ぃ吸うたろ蚊~~~~~」
「ゴキゴキゴキ~・・・目の前でブ~ンて飛んでやるゴキ」
「ひっ・・・・・・・・・・・・・ひええええええええええええええええっ!!!!!!」

よりによって、ゴキブリの怪人が襲ってきやがった!!他の奴等なら100歩譲って我慢できるけど、奴だけは嫌すぎる!!
サア~~~~ッと顔が青ざめた遥は、次の瞬間にクルっと向きを変えて夢中で逃げ出した!!それを追いかける、蚊の雑魚とゴキブリの雑魚!!

「プィ~~~ン・・・逃げるの蚊っ!!待て~~~~っ!!」
「ゴキゴキ~・・・ウンコしろ小娘!!俺様が食ってやるっ!!」
「や~~~~~め~~~~~て~~~~~~~~~~っ!!!」

昔のマンガみたいに、足を幾つにも分身させて土埃を巻き上げながら必死で逃げる!!その姿を眺めてヘラヘラ笑いながら追いかける蚊とゴキブリ!!
伊達が「遥!!」と叫んで助けに向かおうとしたけれども、ミミズとナメクジが「おっと、貴様の相手は俺達だ」と立ち塞がる!!さあ大変、赤髪海賊団の大ピンチだ!!
 

ゾルダⅡ世・トン騎の結婚編24の4~5話先のネタ?

 投稿者:仮面歩行者  投稿日:2016年 5月 4日(水)15時09分50秒
返信・引用
  > No.651[元記事へ]

小津屋敷の崩壊によって、床下から発見をされた文献=『薩陸村悲話』に眼を通した真司は、大きな溜息をついた。

「薩陸村を離れる前に、【涼村暁之進作・戦場の女神像】を拝みたい。・・・そう言うワケなんだな。」
「ぅん!どんな石像なのか見てぉきたぃしぃ~~!」
「私の窮地を救ってくれたワケですから、礼は伝えたい・・・ジャンヌだ。」
「キリシタン弾圧って事は、今から400年前の歴史有る作品ですからね。・・・亜美で~す」
「なぁ、燕真?オマエも行くのか?・・・城戸だ!」
「あぁ!紅葉や平山さんが行くなら、保護者として、着いて行くしかないと思ってる・・・佐波木です」
「保護者の自覚があるなら、少しは保護者らしくしてくれ!
 オマエがシッカリしないから、オマエの派閥の連中が全員野放し状態って理解してるのか!?城戸だ!」
「何とか頑張るよ!・・・まぁ、そんなワケで、俺達は此処からは別行動をさせてもらうから、
 真司達は先にデブのカレー屋に向かってくれ!」

猛獣のような紅葉を筆頭に、全く役に立たない燕真や、ザコのクセに無駄に存在感を発揮している亜美&ジャンヌが別行動をしてくれるのはしてくれるのは非常にありがたい。この4人(特に紅葉)が居なくなるだけでも、今後のストーリーは、かなり円滑に進むようになるだろう。
・・・が、一抹の不安もある。今章のメイン軸が、そのまま紅葉達に移ってしまう可能性があるのではないか?
今章開始後、未だにスタート地点から動いていないのに、更に、足止めをされるパターンに成り兼ねない予感がする。
真司やデブが目的地に向かう描写が2割、萌獣の描写が2割、残り6割が紅葉達の冒険活劇。場合によっては、特に描写も無く、気が付いたら、デブの実家でカレーを食ってるシーンになっているとか・・・。

「面白そう!私も、ジャンヌの勧誘も兼ねて、紅葉ちゃん達の別行動班に入ろうかな!」
「おぉっ!美穂も、着ぃてきてくれるのぉ!?」
「私の勧誘とは一体?・・・ジャンヌだ!」

しばらく黙って「今後の方針」を聞いていた美穂が、真っ先に紅葉グループに入りやがった。もしかして、この女、嗅覚を働かせて、どっちのチームがメインになって、出番が与えられ続けるかを見極めたのではあるまいか!?

「オマエ等だけでは不安だ!メインのクセに、山中で迷子に成って、今章終了とかありそうで怖い!!
 仕方がない!!俺も行く!!・・・城戸だ!」

そんなワケで、【涼村暁之進作・戦場の女神像】を拝みに行く真司&美穂&ザムシード組と、【デブの実家】にカレーを食いに行く石松&吾郎&あきら&優衣に別れることになったのだが・・・

「チョット、現実問題的に、行きにくいです・・・あきらです」
「俺も同じ事を考えていたっす。石松さんの実家、実は関西や北海道だったって事になりませんか?」
「ぶひぃ!!?今さら!!?」
「それ良いね!英くんの実家は北海道のカレー屋さんにしましょう!」
「ぶひぃぶひぃ!!7~8年前の初登場から、九州弁っぽいのを喋っているのに、今さらばい!?」
「なら、台詞と設定を書き直せば問題ありませんね・・・あきらです」
「勘弁してくれ~~~・・・・・・・・・・・・・・・作者だ!!」
「仕方ないっすね。時間稼ぎの意味も含めて、みんなで御参りに行きましょう!」

・・・と、まぁ、この様な経緯があって、結局は全員で【涼村暁之進作・戦場の女神像】を拝みに行くことになった・・・・・・・・・・が。





―一刻半後・薩陸山の山頂付近―

「異国の者達だべさ!!」
「沢山いたぞ!!」
「引っ捕らえろ!!」
「お代官様に差し出せば、たんまりと褒美を貰えるに違いない!!」

真司&美穂&ザムシード組&&石松&吾郎&あきら&優衣は、洞窟に隠れて、追っ手の村人達をやり過ごす。逃走中にあきらが転倒して捕まりかけた時はかなり焦ったが、吾郎とデブが、村人をブン殴って、辛うじて救出をしてくれた。

「何処に行っただ!?」
「あっちさ、探してみるべ!」
「んだ、んだ!」

村人達は、洞窟には気付かずに、獣道を通って茂みの中に潜り込んでいった。それぞれが、斧や鎌や鋤を持っていて、眼を血走らせていて、真司達を殺す気満々って感じで、非常に物騒である。あと、薄汚い野良着を着ていて、下半身はフンドシ一丁で、頭には髷を結っていた。

デブの実家に行く為に、薩陸村の住宅街を通過したら、民家が藁や板を屋根にしたようなオンボロ小屋ばかりだった。あちこちで、家畜の牛が「モーモー」と鳴いている。最初は、「村内にこんな時代錯誤な地区なんてあったっけ?」と思った。

田んぼに突っ立ってポカンと口を開けて、真司達の通過を眺める村の男達は、皆が上半身は野良着で、下半身はフンドシ一丁だった。最初は「全員、伊達の配下か?」と思った。

だが、違った。村人の1人が「熊童子家来のバテレン人がオラ達の生き肝を取り来おった!」と捲し立てた途端に、農作業中の村男達の目付きが変わった。

しかも、「お光さん」と言う名の、あんまり可愛くない村の権力者の娘が「ワダシより綺麗な娘っ子なんぞ、生かしておくなだす!」と号令を掛けやがったもんで、村人達が、農耕具を手に取って、襲い掛かってきたのだ。言うまでもなく、美穂も、あきらも、紅葉も、亜美も、ジャンヌも、権力者の娘よりも数倍は美人だ。もちろん、優衣ちゃんだって、権力者の娘と比較して・・・・・・え~~~~っと・・・まぁ、それなりに、あれだ。

そんなワケで、真司達御一行様は、ワケも解らずに指名手配される立場になってしまった。

時は、今から遡ること400年前の江戸時代。徳川3代将軍の治世で、キリシタンへの弾圧が激しさを増している。日本人なんだけど、異国の格好をした(21世紀人の)真司達は、薩陸村の人々から、同じ人種とは見なされず、村に着いた途端に追い回されるハメになる。ジャンヌに至ってはモロにガイジンである。言い訳のしようが無い。つ~か、キリシタン扱いで追われているのか、美少女が沢山いるから目の仇にされているのか、よく解らん。とにかく、村男達の血走った眼が怖い。‘捕まりやすい’属性を持つ亜美や、露出狂のあきら辺りが捕まったら、多分その場で押し倒されて、村男達から鬼畜なエロビデオみたいな行為に及ばれてしまうだろう。つ~か、涙眼で逃げ回ってる亜美は、まぁ正常として、あきらは、ワザと逃げ遅れそうになったり、逃走中に転んだりして、まるで捕まることを望んでいるような気がしないでもないが・・・。

どうして、こんな事に成っているのだろうか?

崩壊した小津家を発ったのが3時間前。【涼村暁之進作・戦場の女神像】を拝見したら、【戦場の女神】像ではなく、剣を持って乳首に宝石がはめ込まれた【全裸の女体】像だった。涼村暁之進と言う男は、文献通りの男ではなく、ただの助平なのかもしれない。まぁ、古い文献だし、言い伝えが改変されることはありがちなので、これは良いとしよう。せいぜい、紅葉が【全裸の女体】を見た瞬間に、「ぎゃぁぁっっ!!燕真のヘンタイ!!見ちゃダメ!!」と言いながら燕真の両目を2本の指で突いて、燕真が「うぎゃぁぁっっっ!!」と、20分間ほどのたうち回った程度である。
そんで、しばらく拝んで、「さて、行こうか!」と思って目を開けたら、【全裸の女体】像が切削中の岩の塊になっていて、「ん?」と思いながら洞窟から出たら17世紀(江戸時代)だった・・・何故だ!?



-キャバクラ萌獣-

めふぃ子とベルちゃんは頭を抱えていた。不可能なはずの、疑似空間の続行と、異空間侵入の同時進行・・・つまり、疑似空間を抱えたまま、時の狭間への突入を試してみたのだが、やっぱり無理だった。ものの見事に失敗をしちゃった。

時の狭間に突入した瞬間に、疑似空間が反発をして、時の狭間から弾き出されてしまった。それどころか、変な時の捻れに乗ってしまい、気が付いたら、萌獣アジトビルの周りには、城下町のような風景が広がっていた。

「りんり~ん・・・ここは、17世紀の帝美江洲県・・・この時代の呼び方だと、帝美藩の城下町りん!」
「困っためふぃね。こんな所では、軍資金の荒稼ぎは出来ないめふぃ。
 私達のいるビル以外の全てが17世紀になってしまったのかしらめふぃ?」
「う~~~~~~~~~~~~~~ん・・・
 特殊バリアの影響で時空の歪みに潰されなかったこのビルと、
 標高が高くて時空の歪みに巻き込まれなかった薩陸山の山頂、
 あとは、この地に居るか解らないけど、時空干渉を受けない特異点が居れば、その人くらい・・・りん。
 後は疑似空間全部が17世紀になってしまったりんね。
 もちろん、日本遠征中のゼット姉達は、21世紀の残ったままりん。」
「21世紀に戻る方法は?」
「私達の科学力では無理りん!
 可能性があるとすれば、偶然この空間にいるかもしれない特異点を捜し出して、
 その人に協力してもらって、時の狭間を経由して、元の世界に戻るしかないりん」
「確か、薩陸村付近で、異空間に干渉した記録があっためふぃね?」
「うん!有ったりん!その線で捜索をするべきりんね。
 早速、メトリンちゃんの許可を貰ってこようりん!」
「・・・・・・それは・・・難しいめふぃかも」
「・・・・・・・・・・なんでりん?」
「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」

めふぃ子、大きな溜息をついて、窓の外を眺める。メトリンやガッツちゃんやベムスちゃんやバードンちゃん等々、変化をした風景に興味を示した萌獣達は、揃って、サッサと城下町に遊びに行ってしまったのである。

「仕方がありませんめふぃね。メトリンさんには事後報告にするとして、
 修理が終わったばかりのクレゴンさんを連れて、薩陸村とやらに行ってみますめふぃ。」



-薩陸村-

数日前に夕子りんに干物のされて、そのまま旅館内で放置されて居たはずのミッチは、周りの風景を見て眼を丸くする。さっきまで、窓から湖が見える旅館の一室に転がっていたはずなのに、いつの間にか、だだっ広い田んぼの真ん中に立っている一本杉の枝の上に転がっていたのだ。旅館は影も形もない。
フンドシ族は、フンドシ力によって、時の狭間を自由に行き来できる。彼は、その能力(特異点)によって、時空の歪みに巻き込まれてしまったのである。

「どうなっているんだ?」

枝の上から辺りを眺めると、大きな御屋敷が一軒建っている。位置的には、小津屋敷があったはずの場所だが、その形は、光実が知る小津屋敷とは全然違う。
何がどうなっているのか全く解らないが、とりあえずは情報を収集しなければならない。光実は、スルスルと幹を伝って降りて、大きな御屋敷に駆けていくのであった。ちなみに、ミッチはフンドシ一丁なので、真司達とは対照的に、比較的アッサリと、17世紀の人々に馴染める事になる。

小津家は、室町時代(15世紀)から栄え始め、この時代(17世紀)には、辺り一帯の大地主になっていた。
しかし、度重なる飢饉や、戦(キリシタン弾圧によって発生した島原の乱)の為の徴兵で、村は貧困にあえぎ、小津家は、大地主とは名ばかりの、傾きかけた家になっていた。
当時の小津家の当主は、あんまり可愛くない娘のお光を、隣の外陸曽(げりくそ)村の村長・猿見田(さるみた)家の息子・牙萬(がまん)に嫁がせ、色々と援助してもらおうと考えていたのである。

え!?‘下痢グソを我慢してる猿みたいな顔’じゃなくて、猿みたいな顔をした外陸曽村の猿見田牙萬て名前の奴だったの!?



-その頃-

洞窟に隠れて村人達をやり過ごした真司達は、周囲を警戒しながら散策を開始する。村人に追われるのは嫌だが、だからと言って、洞窟内でジッとしているわけにはいかない。飯は、紅葉のYスマフォが有れば何とかなるだろうけど、紅葉のスマフォも含めて、全ての通信機器が『圏外』になっている。まぁ、江戸時代なんだから、当然と言えば当然だろう。はぐれてしまったら連絡を取り合うことが出来ないので、皆は一塊になって、慎重に歩き続ける。

ピ~ロロッピッピ~!・・・ピ~ロロッピッピ~!
突如、真司の携帯電話の着信音が鳴り響く。近くに村人が居て、この音を聞かれてしまったら大変だ。ビクッとして慌てて電話を取り出して着信に応じる真司。

「は、はい!」
〈おう、真司か?〉
「編集長?え!?もしかして、編集長もタイムスリップを?」
〈タイムスリップ!?何言ってんだオマエ!?〉
「気付いてないんですか?編集長達のパソコン、ネットとか繋がらないでしょ?」
〈ん?チョット待ってろ?・・・・・・・・・・・・・・・普通に繋がるぞ!
 おっ!ARASHUの大埜君の主演ドラマ‘世界一難しい鯉’の視聴率が右肩上がり、
 松純の主演ドラマ‘9.99’も好調キープだってよ!
 そんな事より、今、何処だ?直ぐに来れるか?
 尾名君とロシュオ君では、神崎さんの言う恋愛小説は書けん!直ぐにこっちに来て手伝ってくれ!〉
「いや・・・あの・・・直ぐに来いと言われましても・・・・今ちょっと・・・」
〈何だ、オマエ・・・また、ワケの解らない事に首を突っ込んでいるのか?〉
「あの・・・その・・・ちょっとばかり、別の時代に、首どころか全身を突っ込んじゃいまして・・・」
〈やれやれ!相変わらずバカだなぁ~!仕方がない!こっちは俺達で何とかする!
 オマエが暴走をするのはいつもの事だから大目に見るが、危ない事にだけは首を突っ込むなよ!!〉
「ははははは・・・・・・・も・・・もう・・・遅いです。」

プツン!・・・ツー・・・ツー・・・

通話を切り、大きな溜息をつく真司。廻りで様子を見ていた美穂や燕真も、その気持ちを察したらしく、声を掛ける事が出来なかった。
・・・・・てか、誰かツッコミを入れろよ!
「何故、21世紀にいる大久保の電波が、17世紀に届くんだ!?」と!!
宇宙にいても、別の時代にいても、何故か、大久保からの電話だけは、真司に繋がるようだ。

どうやら、大久保や神崎は、この時代には飛ばされていないらしい。17世紀に来てしまったのは、山頂の洞窟に来た真司達だけなのかもしれない。21世紀に戻る手掛かりは一切無いが、洞窟内でタイムスリップをしたのなら、もう一度洞窟に行けば、元の時代に戻れるかもしれない。可能性は極めて低いだろうが、一行は、山頂の洞窟に向かってみることにした。

しばらく歩いていると、自分達以外に、茂みの中をガサガサと動き回る音が聞こえてくる!追っ手の村人か、もしくは獣か!?一行が身構えようとした瞬間!!

「にゃはっはっは~~~!カワイ子ちゃんみっけ~~!!」

友人の亜美を庇うようにして立っていた紅葉目掛けて、素早く襲い掛かってくる人影が出現!!その者は、素早く紅葉の背後に廻り込み、一切躊躇うことなく、紅葉を抱きしめた!!

「にゃっはっは~~~~~!!!!
 発育途中の女子(紅葉)の、子供でも大人でもない体付き!!良き感触だぜぇ~~!!」
「ぎゃぁぁぁぁぁっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっ!!!!」

紅葉は、凄まじい金切り声を上げながら、背後から廻された腕を掴んで、渾身の力を込めて一本背負いで投げ飛ばす!!

「にゃっはっ・・・は・・・・はぅぁぁっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっ!!!!」
「・・・・あ!涼村さん!?」
「はぎゃっぅぁぁぁぁぁぁぁっっっ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~!!」

投げ飛ばされている真っ最中の男は、真司がよく知る人物=涼村暁だった!!・・・が、真司が気付いた直後には、紅葉に投げ飛ばされた暁は、真っ逆さまに谷底に落ちていくのであった。



-数分後-

とりあえず、1回死んで生き返った暁と合流した真司達は、お互いに「何故、こんな所にいるのか?」を話し合う。宇宙編で女体化した暁は、筋肉の愛人としてキングライナーに連れ込まれ、筋肉が去ってキングライナーの主がイケメン狩り軍団に変わったタイミングで、荒野に捨てられたらしい。気が付いたら男に戻っていた。なんのアテもなく荒野を彷徨い続けた暁は、やがて、謎の扉を見付けて、入ってみたら江戸時代の帝美藩の城下町に辿り着いたそうだ。

「・・・なぁ、美穂?当時のイケメン狩り軍団のリーダーってオマエだよな?」
「あ~~~・・・そう言えば、伊達が居なくなった隙を突いて、大幅な人員整理をしたわ。
 要らない子や、生意気な奴や、使い物にならない干物は、全部、電車の外に捨てたっけな。」
「・・・それは、酷すぎるだろう」

そんなワケで、17世紀の城下町に来た暁は、持ち前の適応力でアッサリと、この時代に馴染み、腕の立つイケメン剣士として、帝美藩に召し抱えられることになった。だがそれが拙かった。イケメンで長身で女好きな彼は、とりあえず、帝美城の姫君を口説いて手を出しちゃった。殿の側室何人かにも手を出しちゃった。そんな事情を知らない殿様は、暁に家老の娘との縁談を持ちかけた。もちろん、許嫁に決まった娘にもソッコーで手を出して身籠もらせちゃった。それを聞いた姫が激怒をする。お陰様で、姫とヤッたことや、側室と乱交したこと等々、全部バレちゃった。暁は地位も許嫁も捨てて脱藩したのであった。

「え~~~~~~~~~~~~~っと・・・あの・・・チョット待って!・・・佐波木です」

暁の武勇伝を聞いている途中で、燕真が口を挟む。

「アンタの名前って、涼村暁だよな?・・・佐波木です」
「あぁ!そうだが!」
「涼村暁之進って人と名前が似てるけど、兄弟か親戚か?・・・佐波木です」
「おぉ!なんでその名を知っているんだ!?涼村暁之進ってのは、俺の偽名だ!
 暁って名前じゃ、江戸時代の剣士っぽくないからな!」
「あの・・・涼村さん、念の為に聞くけど、涼村って・・・キリシタン?・・・城戸だ」
「いや、仏教!・・・てか、無宗教かな?なんで??」
「う・・・うん・・・チョットね」

真司&燕真は、所持していた文献『薩陸村悲話』をパラパラとめくって、涼村暁之進が脱藩した理由を確認してみる。文献には、「切支丹の弾圧から逃れて脱藩をした」と書いてあるが、どうやら違うらしい。涼村暁之進は帝美城城中の女達と不義密通を繰り返しまくって、バレたから逃げたのだ。言い伝えゆえに、ある程度の改ざんや誇張はあるだろうけど、ここまで違う事に成っているとは思ってなかった。

「そ・・・そりゃ、逃げるしかないわなぁ~・・・佐波木です」
「逃げてなきゃ、確実に切腹させられてるわね。」
「アンタ、この時代に来てまで、なんちゅ~ことをやっているんだ?・・・城戸だ」
「にゃっはっはっは!つい・・・な!
 だがな、こんな俺でも、少々困ったことになってんだ!
 つい最近、村の大地主の娘に付きまとわれちゃってさぁ~~・・・
 逃げ回ってるんだけど、どうにもしつこくて!」
「ブヒィ!大地主の娘?」
「・・・もしかして、お光さんて名前っすか?」
「そうそう、お光!
 スゲ~不細工なんだけどさ、この村(薩陸村)には、お光より可愛い子がいないんだから仕方ないよな!
 噂では、お光より可愛い子は、みんな、お光に捕獲されて、城下の色街に売られているらしいぜ!」
「・・・お光さんて、最悪だな。
 21世紀の薩陸村にハズレ娘ばかりが多いのは、アタリ娘の血筋が絶滅しているからか・・・佐波木です」
「でもさ、城から逃げ出して、女日照りになって、ムラムラして、
 つい、誰でも良い感じになって、お光に手を出しちゃったんだ!
 そしたら、その次の日から、まるでストーカーのように付きまとってきっちゃってさぁ!
 ありゃ、ザファイア以上にしつこいぜ!にゃっはっはっはっは!」
「・・・・・・・・・・・・アンタ、最低だな。・・・城戸だ」

なるほど・・・『薩陸村悲話』と現実が、だいぶ違うことは置いとくとして、後半だけで急に『悲話』になっちゃった理由は、その空白を真司達が埋めて『悲話』にしなければ成らないという【ミッション】らしい。
①暁に、鬼退治をさせる。もちろん名乗らせない。②暁とお光に仲良くしてもらう。③暁をキリシタンに仕立て上げて、外陸曽村の猿見田家の長男・牙萬を誘導して発見して貰う。④暁を死罪にする。
上記①~④で『悲話』を完成させた後で未来に戻らなければ、タイムパラドックスが発生して、未来の小津家で、仮面ライダージャンヌ・シャンゼリオンフォームが誕生しなくなってしまう。もちろん、暁を過去に置き去りにして、見殺しにするのは、歴史を改ざんしない為には仕方のないことだ。・・・てか、過去に来てまで女ったらしぶりを発揮している暁がムカ付くから、絶対に置き去り&見殺しにする!どうせ、忘れた頃に、当たり前のように未来で生き返ってるだろうけど、とりあえず死罪になりやがれ!

一同は、暁に鬼退治をさせた上で見殺しにする班と、未来に帰還する方法を探す班に分かれて、行動を開始するのであった。

 

仮面ライダーザムシード外伝・粉木STORY激闘編3

 投稿者:ゾルダⅢ世  投稿日:2015年 4月 2日(木)13時50分39秒
返信・引用
  > No.468[元記事へ]

キィィ――――――・・・・――――――ィン

妖怪接近音が響く!赤竜は飢えているのか?こんな場所で奴が襲われたら成す術が無い!!
だが粉木と由依は、追いかけてる男を細かく観察してるうちに“異変”に気が付いた。

(・・・接近音に反応している!?)
(まさか、契約者?)

そうなのである。スーパーカブの男は、明らかに赤竜の接近に感づいてる様子なのだ。
やがて男は、適当な交差点を右に左にとクネクネ走り回って、路地に入ったとこでカブを停車させた。
道の両側には粗末な木造の民家がビッシリと並んでいるが、その窓は全て擦り硝子で何も映らない。
少し離れた正面に建ってる小さな雑居ビルの窓だけが、映すモノとしての役目を果たしてる。

キィィ――――――・・・・――――――ィン
  キィィ――――――・・・・――――――ィン

接近音が大きくなる。赤竜の巨体が、高々と吠えながら雑居ビルの窓の中を飛んでいる。
そしてカブの男は、明らかにビルの窓から赤竜が襲ってくると確信してるようだった。
窓の中を飛び回る赤竜をキッと睨み・・・懐からカードデッキを取り出した!!
粉木が愛車を跨いでサイドスタンドを立てるより早く、由依が飛び降りて男の元へ向かう。
その間に赤竜が、窓から飛び出して男に襲いかかった!!
だが男は、慌てず騒がずカードデッキを赤竜に向ける。 ☆ピカッ バァーン!!
カードデッキに弾かれた赤竜は、忌々しげに「グガァ――ッ!!」と嘶きながら窓の中へ戻った。

「・・・・・うひゃあ~~っ」

粉木はカードデッキを取り出したが、肝心の赤竜は、一旦諦めて飛び去ったらしくて気配が消えた。
あの男・・・他人を巻き込まない上に赤竜が飛び出せる場所を限定させる為に、この路地へ誘い込んだのか?
「パッと見た感じアホそうやけど、なかなか腹が座っとるし抜け目ないやっちゃなぁ」と粉木が思ってる間に、
由依が男の元へ駆け寄って訊ねる・・・行方不明の兄・史郎を探してるから、彼女も必死である。

「あなた・・・・契約者なの!?」
「・・・へ?・・・けいやくしゃ?」
「そのカードデッキ、門崎史郎って奴に貰ったんか!?」
「カードデッキって、この変な箱の事か?門崎史郎って誰だ?」
「・・・・・・・・・」
「・・・・・・・・・・・・・」
「俺、昨日“神隠し”の取材で向かったアパートで、これ拾ったんだよ!!」

男は興奮しきって喋りだす。聞けば昨日、世間で“神隠し”と言われてる現象に遭ったらしい男のアパートに行った。
・・・その部屋は、窓に鏡に戸棚のガラス戸まで“映るモノ全て”が、新聞紙で覆われてたそうだ。
異様な雰囲気に飲まれつつも調べてたら、床に落ちてた“箱”を拾った。その途端“鏡の中の世界”が見えるようになった。

「・・・・・・・・・」
「・・・・・・・偶然だったんかいな・・・」
「しかも、あの化け物に襲われまくり!!」
「・・・・・・・・・・・・」
「・・・・・・・・・・・・・・・・」
「どうやら、鏡とか映るモノの近くに居ると拙いらしいな。あの部屋にも納得だ。
 あんた等、何か知ってんのか!?だったら教えてくれよ!!ワケ解んね~よっ!!
 くんくん・・・・ぅゎ~、くっさっ!!頭かぃぃ~~~っ!!参ったぜ、風呂屋にも行けねぇ!!」
「・・・忙しないやっちゃなぁ・・・」
「あ、そうそう。俺『御礼新聞』の嘉戸真治!!“神隠し”の真相を調べてんだっ!!」
「・・・なるほど、ブン屋だったんかいな」
「なあ!?契約者とかカードデッキとか、何の事だよ!?」
「・・・・知らん方が身の為や。悪い事は言わん、この件からは手ぇ引いとけ」
「そうは行くかっ!!俺はジャーナリストだっ!!・・・見習いだけど」
「食い殺されたら、一人前も半人前もあるかいな!ワシ等に任せて、引け言うたら引けっ!!」
「引かねえったら、引かねえっ!!・・・・あ、いけねっ!麗子さんに怒られる!!」
「あっ!?おいコラ、待たんかいっ!!」
「取材?・・・・ひょっとして、貴方の言う神隠しの?」
「聞いた感じ、そんな事件らしい!!じゃあなっ!!」
「頑固なやっちゃなぁ・・・」

嘉戸真治は慌ててカブに乗って、一目散に走り去った。忙しない上に、見た目に合わず頑固な奴だ。
粉木と由依も後を追いかける。赤竜は逃してしまったが、妖怪が出たなら倒して闇蝙蝠に与えなければならん。


―銀座の裏通り―

路地に駐車してるマツダR360クーペに、御礼新聞の女性記者・百衣麗子が戻って来て運転席に乗り込んだ。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%9E%E3%83%84%E3%83%80%E3%83%BBR360%E3%82%AF%E3%83%BC%E3%83%9A
その美貌と颯爽とした仕草に、通りすがりの営業マンが思わず溜息を吐きながら眺めてる。場所柄、働く女性は珍しくない。
ただまぁ美貌が群を抜いてた。それと「恋愛も結婚も興味ありません」ってオーラを発する凛とした雰囲気が、逆にそそられる。
実際24歳だから、この時代なら結婚していてもおかしくない。ついでだが、スリーサイズは上から87-61-85だ。
麗子はハンドバックからメモ帳を出して、調べて書いてきた事を読み返し、余りの謎ぶりに頭を捻った。
休憩に出かけたデパートの従業員が、それっきり消えてしまったのである。
不審に思った同僚が更衣室へ行ったら、ロッカーの扉が開けっ放しでハンドバックが転がっていた。
念の為に、彼女が常連としてる近所の食堂や蕎麦屋などへ行ってみたが、どの店も今日は来てないと言う。
ちなみに財布は、置き去りにされたハンドバックの中だ。仮に自分の意志で失踪したにしても、1円も持たず何処へ?
「ってゆ~事は、もしや誘拐か?」と警察を呼んで調べてもらったが、争った形跡も不審な足跡も見つからない。
つまり「ここで消えた」としか考えられない状況なのだ。しかも最近、この界隈で似たような事件が頻発してるのだ。

「神隠しか・・・・おとぎ話みたいだけど、そうとしか思えない・・・
 それより“あのバカ”何処ほっつき歩いてんだろう?とっくに合流してるはずの時間なのに」

あんまり戦力になってない後輩の事を思う。好奇心が旺盛で何にでも首を突っ込みたがるとこは、ある意味で買ってる。
だが時に暴走しすぎて『盆踊りの取材に行って、何時の間にか櫓の上で太鼓を叩いてる』ような事がある。

キィィ――――――――――ィィン・・・キィィ―――――――――ィン・・・

道端にビッシリと並んだ車の“ボディーの中”に、奇怪な化け物が現れた。そして、刻一刻と麗子の方へ!!
8本の脚をモゾモゾと不気味に蠢かせて歩く、その妖怪の名は【大蜘蛛】。だが、彼女は気が付いてない!!

キィィ――――――――――ィィン・・・キィィ―――――――――ィン・・・

遂に大蜘蛛は麗子の車へ移った。だが、契約者でも何でもない一般人である彼女は気が付いてない!!
大蜘蛛はボディーからフロントガラスへ移動し、不気味に唸りながら口から太い糸を吐き出した。
その糸はルームミラーから現実世界へ這い出して、麗子の首を目掛けてウネウネと伸びて行く!!

「・・・・・何これ!?」

ようやく気が付いた時、糸は既に首や腕へ幾重にも絡み付いていた!!懸命に解こうとしたけれども、絹のしなやかさと
鋼の強度を併せ持つ糸は、人間の力で解けるようなシロモノではない!!
そのままルームミラーへ引っ張り込まれそうになって、ようやく恐怖を感じて叫ぼうとする麗子!!
だが、糸が首に巻き付いてる所為で声が出ない!!
薄れゆく意識の中、彼方からバイクの排気音が接近するのが聴こえる・・・。
間一髪で間に合った真治は、スーパーカブを一直線にR360クーペの元へと走らせて飛び降り、
ドアを開けて麗子を拘束してる糸を懸命に引っ張った!!その背後で、スタンドもかけずに放り出されたスーパーカブが
ガシャンと派手な音を立てて引っくり返る!!

「麗子さんっ!!しっかりっ!!」
(・・・嘉戸・・・くん・・・・?)
「このっ!!離れろ畜生っ!!」
(・・・・・・・・・・・・・・・・・・・)

麗子は必死に糸を解こうとする後輩の姿を見て声を聴き・・・そのまま気を失った。
一方、少し離れた所に愛車を停めた粉木は、ジャケットの内ポケットからカードデッキを出してバックミラーへ向ける。
飛び出したベルトが、反転して粉木の腰に装着された!!そしてバックルにカードデッキを嵌めこむ。

「蓮・・・ゴホッ・・・勘平っ!!」
「させるかいっ!!変身っ!!」

バックミラーから飛び出したマスクとスーツが、粉木の身を包む!!コードネーム:騎士に変身完了!!
騎士の姿はミラーへ吸い込まれて消えた。そして“鏡の中”で待機してる特殊バイク【弾丸号】に飛び乗って走りだす。
何処からともなく闇蝙蝠が飛んで来て後に従う・・・・程なく“鏡の中の銀座”へ到着し、弾丸号から降りて大蜘蛛の元へ。
風の如く駆けながら腰に提げてる刀【暗黒剣】を引き抜き、大蜘蛛に駆け寄るなり現実世界へ向かって伸びてる糸を両断!!
同時に強烈な蹴りを叩き込んで吹っ飛ばした!!現実世界の糸が、根っこを失って消え去る。

「こら妖怪っ!!オノレの相手はワシやっ!!」
「ギギギッ!!ギィィ――――――ッ!!」

食事の邪魔をされた大蜘蛛は怒り狂い、代わりに騎士を食い殺そうと向かってきた!!
1つ1つが人間の身の丈ほどある8本脚が、ウネウネと不気味に蠢いて、前脚2本が矢継ぎ早に騎士を襲う!!
暗黒剣で凌いでるが、パワー不足は否めなくてジリジリ後退。それを現実世界から眺めて歯噛みする真治!!

「あ~クソっ!!押されてんじゃんよっ!!」

倒した運転席のシートに麗子を寝かせてドアを閉めた真治は、ボディーに映ってる光景を見て焦れた。
そして何の気なしにボディーへ手を突いたら・・・・全身がズブズブと、ボディーの中へ飲み込まれていく!!

「え!?わっ!?何だこりゃっ!?・・・・わああああああああ~~~~~っ!!??」

現実世界と鏡の世界を繋ぐ【ディメンションホール】をジタバタもがきながら飛ぶ真司の姿が、甲冑を思わせるマスクと
スーツとプロテクターで包まれる・・・まだ妖怪との契約が済んでないので、基本能力で劣る【不完全体】だけれども。
やがてディメンションホールを突き抜けて鏡の世界へ到着。まず地面に尻をぶつけて「いててて」と呟く。
次に周囲と眺めて、文字の類が現実世界と反転してるのに気が付いて「ええっ!?」と言って暫し呆然とした。
そして最後に、傍の車に映ってる我が身を見て「どわああああああ!?」と叫ぶ。

「これって、まさか・・・・・噂の“仮面ライダー”か!?」

その間にも戦ってた騎士は、暗黒剣では埒があかないと判断。飛び退いて距離を空け、同時にベルトのカードデッキから
槍らしき武器の絵が描かれたカードを抜き、それを暗黒剣の鍔を展開して現れたスロットに装填する。
≪ソードベント≫  無機質な機械音声と共に闇蝙蝠が飛来し、自身の尻尾を模した武器【闇翼槍】を渡した!!

「これで、どうやっ!!」
「ギイ――――――――――ィッ!?」

突進してくる大蜘蛛!!騎士は怯むどころか風の速さで立ち向かい、擦れ違いざまに闇翼槍を一閃!!
大蜘蛛の右前脚が飛んで「ギギギィィ―――――ッ!!」と絶叫が響く!!

「なるほど、ああやって武器を・・・よっしゃ、俺も!!」

真治変身体は、無地のカードデッキから刀が描かれたカードを出し、左手に装備された召喚機に装填する。
≪ソードベント≫  何の装飾も施されてない見るからにショボそうな剣が、空から落ちてきて地面に突き刺さった。
暫し眺めてから意を決して引き抜き、形も何もあったもんじゃない屁っ放り腰で、剣を振り回しながら大蜘蛛に突撃!!

「喰らえええええええええええええええっっ!!!!!!!」

ブンッ・・・・・ボキッ!! ヒュルヒュルヒュルヒュル・・・・サクッ

「・・・・・・って、折れたあああああああああああああ~~~~~~っ!?!?」
「何やっとんねんっ!?妖怪と契約してないのかいなっ!?」
「け、契約?????」

離れた所に立ってた騎士に怒鳴られて、何の事かと首を傾げる。その隙を大蜘蛛に突かれ、爪の一撃をモロに喰らった!!
真治に気を取られてた騎士と激突!!揃って吹っ飛ばされて、アスファルトを転がる!!

「ぐはああああああああっ!!!」
「アヘェ~~~~~~ッ!?」
「ギイ――――――――――ィッ!!」

纏めて食い殺そうと迫る大蜘蛛!!手負いにされて気が立っちゃってるんで、余計にタチが悪い!!
真治変身体は思いきり腰を打って「あいたあ~っ!!」と呻いてるが、戦い慣れしてる騎士は受け身でダメージを半減して
直ぐに立った。まだ引っくり返ってる真治変身体を「邪魔や!!」と蹴っ飛ばし、自分も横っ飛びして大蜘蛛の突進を回避。
止まって方向転換して、再び突っ込んで来る大蜘蛛!!騎士はタイミングを計ってジャンプ!!捻りを加えた空中回転で、
大蜘蛛の頭上を飛び越えつつ闇翼槍を一振り!!大きな斬り傷が、背中にザックリと刻み込まれた!!
騎士は着地するなり向きを変え、闇翼槍を振るってダッシュ!大蜘蛛の右側の脚を、残らず斬り飛ばす!!
ガックリ傾く巨体!!さすがに怯んで悶絶する大蜘蛛を睨みながら、必殺技のカードを装填!!

≪ファイナルベント≫
「喰らえっ!!」

青空へ吸い込まれるかのように高々とジャンプ!!その後を追いかけた闇蝙蝠が、騎士の身体を翼でスッポリ包み込む!!
そして変形して巨大なドリルのような形状になり、高速回転しながら大蜘蛛に垂直降下!!
必殺技の【飛翔斬】が大蜘蛛の身体を貫き、爆発四散させた!!大蜘蛛騒動、これにて一件落着。

「帰るで」
「ん・・・・・ああ・・・」
「グギャ――――――――――――――――――――オッ!!!!」
「げっ!?」
「クソッ!・・・嫌なタイミングで出てきおるのっ!!」

大蜘蛛を退治して安心&疲れてた2人の隙を突いたかのように、最悪なタイミングで赤竜が襲来!!
とりあえず、一緒に走って逃げる!!騎士は「事のついでに、奴も」と思い、走りながらカードを抜いて装填した。
≪ナスティーベント≫ 機械音声と共に闇蝙蝠が飛来。赤竜の行く手を塞ぐようにヒラヒラと舞う!!

「耳、塞いどけっ!!」
「え、何だって!?」

ピキィィィ――――ィィィィィン!!!!  闇蝙蝠が、強烈な超音波を発して赤竜を牽制!!
忠告を聞き損なってた真治変身体も、まともに喰らって悶絶!!不快な音と頭痛がダブルで襲ってくる!!

「ぎぃぇぇぇ~~~~~~~~~~っ!!!!」
「だから言うたやろがっ!!」

そして赤竜はと言うと、少しだけ怯んだけれども直ぐに体勢を立て直して襲ってきた!!
しかも中途半端な攻撃を喰らった所為で、逆に闘争本能に火が付いてしまった!!
怒りの咆哮を上げながら上空を旋回し、急降下しながら口から高熱火炎の弾を何発も発射!!
ドカーンッ!! ドカーンッ!! ドカーンッ!! ドカーンッ!! ドカーンッ!!
ビル、アスファルト、車、標識・・・・触れたモノ全てが、焼き尽くされて爆発!!
2人は爆風に煽られて転げそうになりつつ逃げ回るしか術が無い!!

「こりゃ、あかんわっ!!使えるカードも少ないし・・・どないしよ?」
「ど、どうすんだよぉ~っ!?」
「気ぃ散るわっ!!黙っとれっ!!」
「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」

思わず怒鳴り返したけど、正直な話すると騎士も成す術なし。残ってるカードは分身と盾くらいなのだ。
凄い奇跡でも起こらない限り赤竜を倒すのは無理である。そして更に。
シュゥゥゥゥゥゥゥゥゥ・・・・・ 2人の身体の表面が、粒子のようになって蒸発。
鏡の中に留まっていられる制限時間が訪れてしまったのである。
「一旦退却や!」と判断した騎士は、咄嗟に最寄りのビルのショウウインドウへ飛び込んだ。
後に続いて、真治変身体も飛び込もうとしたが・・・ ガァ~~~~~ンッ!!! 弾き返された!!

「ちょ・・・どうなってんだよっ!?」
≪おまえは、まだダメや!!来た場所へ飛び込めっ!!≫
「き、来た場所・・・・・・令子さんの車!!」


―銀座の裏通り―

「・・・・う~ん・・・・・・?」

麗子が気絶から醒めたら、愛車の運転席に座ってた。気絶前の記憶が徐々に戻る。余りに突飛な出来事なんで
「さっきの事は夢?」と思ったが、ルームミラーで確認したら、頸に紐で絞められたような痕がクッキリ残ってた。
鏡の中から襲ってくる妖怪・・・引き摺りこまれ、おそらく喰われる・・・。
都市伝説程度に思ってた話が、事実だった上に自分が遭遇したワケなのだが、荒唐無稽すぎて信じきれない。

「・・・・・嘉戸くん!?」
「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」

ふと横を向いたら、嘉戸真治がビルの壁にもたれて失神してるではないか。慌てて飛び出して抱きかかえて、
名前を呼びながら揺さぶってみたけど、暫くは醒める気配が無い。
どうしようかと困ってたところへ、偶然に通りかかった通行人を装った粉木と由依が声をかけて来た。

「ん~・・・・どうしたんや?」
「大丈夫ですかぁ?」
「ありがとう・・・後輩が気を失ってるのよ。頭でも打ったかしら?」
「出血はしてへんなぁ・・・救急車、呼ぶか?」
「う~ん・・・とりあえず、私の車で会社に連れて帰って様子を見るわ」
「さよか・・・退いてみぃ。ワシが運んだる」
「ありがとう」
「姉さんの車って、コレか?」
「はい」

粉木は真治を抱き起こして肩に背負い、R360クーペの助手席まで運んで乗せてやった。

「御世話様でした」
「ええねん・・・ほな、さいなら」

手助けするだけしてから素っ気なく去って行くカップルを暫し見送ってから、麗子は愛車に飛び乗って
エンジン始動。取材は終わったし、真治を介抱しなきゃならぬので、御礼新聞オフィスへの帰路を行く。
粉木と由依は角を曲がったところで身を潜め、麗子が去ったのを確かめてから戻って来た。

「嘉戸真治くんか・・・カードデッキ持ったまんまだね」
「そやなぁ・・・」
「どうするの?」
「とりあえず、今は持たせとこか・・・
 気ぃ進まんけど、赤竜を誘き寄せる囮になってもらわな。まだ死なれちゃ困るわ」
「・・・・・・・・・・・・・・・・・」
「妖怪は、狙った相手を執拗に追う。奴を見張ってれば、赤竜は、きっと来る。
 御礼新聞て言うてたな。追いかけて、張り込みや」
「・・・・そうだね」

2人はドリームCB72に戻って跨り、銀座の大通りへ飛び出して麗子の車を追った。
・・・・・・
・・・・・・
・・・・・・
・・・・・・
鏡の中の銀座通りで、散らばって漂ってた金色の粒子が徐々に集まって形を作る。
あっという間に元の大蜘蛛に戻り、更にその背中から、人の上半身のような姿の異形が現れた。
完全体となった大蜘蛛は、復活に要したエネルギーを補給するべく暗躍を開始する!!

・・・繰り返すが、この話は『仮面ライダーザムシード外伝・粉木STORY激闘編』と言う
100%オリジナルの話だ。何処かで見たような話だなどと言う、ワケの解らない言いがかりは聞く耳持たん。
 

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